田植え中の出来事 [野鳥]
梅雨を思わせるような蒸し暑い日が続いたと思ったら、今度はまた20度にも達しない日があったりしてなかなか風薫る五月らしい爽やかな日になりません。
今週はお休みをするつもりだったのですが、営農で田植えに出ていたら珍しいものに出会ったので1日遅れで更新することにしました。
当地の田植えも終盤です。今日は私が苗渡しに出る当番日でした。昨日までと打って変わって風の強い、気温の低いお天気でした。
2枚目の田んぼに移った時、田植え機のオペレーターが圃場に鳥の巣があって卵がある、どうしようと言います。そばにいたもう一人のオペレーターは先日、代掻きしたときにもあって思わず除けてしまったと言いました。
その時、卵は3個だったそうですが、今は4個になっているそうです。やりとりを聞いていた組合長はそのまま行ったらと言いましたが、田植え機オペレーターは気が進まないようです。
結局、田植え機オペレーターは巣を除けて苗を植えました。それでも親鳥たちは田植え機がそばを通る間、けたたましい鳴き声を上げて威嚇していました。
ケリの巣でした。ほぼ圃場のど真ん中に巣を作っていました。
家でキジバトが巣を作ったので、雛が孵るところまでブログをアップしたと言うshinjiさんが珍しがって写真を撮ろうと、昼休み帰ったときカメラを持ってきました。
彼の足下にあるのがケリの巣です。はっきりしませんが画面左にケリのつがいが写っています。ケリは土色をした地味な鳥ですが、羽ばたくと翼の裏は白いのです。飛び立つ所だったのか羽根を広げて威嚇しているのか、一羽だけその白い翼が見えています。
shinjiさんが写真を撮るために巣の近くまで行ったので、巣を暖めていた親鳥は巣から離れてそばでまた、けたたましい鳴き声を上げていました。
巣を見やる親ケリ、本当に人間の母親のような心配そうな目をしています。
巣の中のケリの卵、グレーで斑点があるように見えます。3個確認出来ます。私は圃場に入らず、畦から望遠レンズで撮ったので角度が稼げていません。
私とshinjiさんの撮影が終わって、親鳥が卵を温めに巣に戻りました。心なしか目も安堵しているように見えます。
2018-05-19 21:07
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