SSブログ

10円玉とスピーカースタンド [オーディオ]

1-DSC_5333.JPG
 1月末、今冬初めての積雪がありました。しかし、水分の多い柔らかい雪で凍結することもなく翌日にはほとんど消えてしまいました。

 2月に入った今朝も昨夜からの雪がちらついていました。そのまま積雪することもなく昼には止んでしまいました。やはり例年に比べると暖かい冬のような気がします。

1-DSC_5348.JPG 
 当地にもツグミが姿を見せるようになりました。残念ながらまだ写真が撮れていません。代わりに同じ雪の日、お隣の栗の木に咲いた野鳥の群れをパチリ、こんなにたくさんの群れは多分ムクドリだと思います。


1-DSC_5323.JPG
 今日は久しぶりにオーディオネタです。と言ってもまた何か新しい機種を仕入れたわけではありません。地味にスピーカースタンドとインシュレーターの話です。

 寒いとどうしても外に出る機会が減り、室内でゴロゴロしてしまいます。そうすると部屋や部屋の中のものをいじりたくなります。今回は大幅な模様替えは控えて、ほんの少し工夫してみました。

 机の脇に棚を作って机上面積を広げることにしました。脇机を置くほどスペースはありません。そこで活躍したのが、ずっと以前に某オクで購入したまま気に入らず、放置していた木製のスピーカースタンドです。少し机より低くなりますが二つ並べてその上に板を渡すことにしました。

 釘で打ち付けるわけでもなくただ棚板を乗せただけの簡易的なものです。重いものでも置かなければ大丈夫と思います。廊下で場所塞ぎをしていたスピーカー台が一組無くなって少しだけ廊下がすっきりしました。

 実は同じ様な木製のスタンドがもう一組ありました。こちらもオーディオルームに座る椅子の横に逆さに立てて、脇テーブルにすることにしました。

1-DSC_5311.JPG
 立ててあるだけなので不安定ですが、椅子に寄りかからせてあるので雑誌や本、リモコンなどを置く程度なら問題なさそうです。

 題目がスピーカースタンドとインシュレーターなのに、このような使い方は本来のスピーカースタンドの使い方ではありませんね。


 スピーカースタンド、小型のスピーカーは金属製の専用スタンドに置いているので問題ないのですが、2台のJBL、4321DとLE8Tを置く適当なものがありません。専用台が中古で販売されていますが、値段が高すぎて手が出ません。

 おしゃれな人は足下に気を遣うと言いますし、オーディオでも機器を活かすも殺すも足下の台ではないかと思います。

 スピーカーはもちろん、アンプやプレーヤーも共振しないがっちりした台の上に置いたり、インシュレーターを咬まして浮かしたりされています。

 私が昔から愛用しているのは、あまりおしゃれではありませんが無骨なブロックとレンガの組み合わせです。1970年代にオーディオを齧った人は、スピーカー台と言うとブロックという刷り込みがあります。

 効果はそれなりにあるので全くの迷信ではないと思います。JBL4312D、今回台になった木製のスピーカースタンドを試した結果、やはりブロックに落ち着いたのです。

 気になったのはLE8Tの方です。またブロックを並べるのも芸がなさ過ぎる気がして、前に某ハードオフで購入してあった国産メーカーのスピーカースタンド、高さも見てくれも良いので使用していました。

1-0.jpg
 先日部屋に遊びに来たオーディオ友が、低音の膨らみと部屋のライブ感を指摘しました。そう言えば、同じレコードやCDを聞いても全く違って聞こえるのです。

 それを私は真空管アンプとLE8Tの迫力のせいだと思っていたのですが、低音が出すぎて部屋が反響し音が濁っていたのです。

 私の部屋はオーディオルームとして使用していますが、元々オーディオルームとして作った部屋ではないので、床はフローリングで壁面は薄いプリント合板です。音が響きすぎてしまうのです。専用台を買うお金も無いので、やはり実績と安心感のあるブロックを積むことにしました。

 これがまたひと苦労でした。ブロックが重い。若い時は何とも無かったのにこんなに重いものかと思いました。その上スピーカーはもっと重いのです。年寄りには堪えますね。

 しかも一つでは高さが足りないので二段、さらに別のブロックを積んで都合三段積みになりました。これも積み方に向きがあって、それぞれ音が変わるそうです。しかし、今回そこまで追い込むことは出来ませんでした。

1-DSC_5301-001.JPG

 聞いて見た結果、音は幾分すっきりしたように感じますが、やはり低音、ベースの音などがまだボン付いて聞こえます。 

 あと反響を抑える方法としては、スピーカーを台から浮かせることです。それにはインシュレーターが必要になります。これもピンからキリまであってamazonで見ても安いものから目の玉が飛び出すものまで種々雑多です。

 迷っているうちに、昔から言われている手法を思い出しました。10円玉インシュレーターです。これならお金も掛かりませんし、なにより手軽です。

 スピーカーの四つの隅とブロックの間に10円玉を一枚ずつ置きます。左右チャンネルを合わせても80円の出費で済みます。さてこれで聞いて見ると期待以上に良いのです。ピタリと低音の響きが収まりました。

 ただあまりすっきりしすぎて、二つのシステム、トランジスタアンプと4312Dの組合わせと真空管アンプとLE8Tのシステムと音の差があまりなくなったようには感じました。

 ネットで検索してみるとこの硬貨インシュレーターをいろいろ実験されている方がおられました。1円、5円、10円、100円、500円硬貨、全て試されてそれぞれレポートを上げておられます。

 さらにそれらを組み合わせたハイブリット版や、2枚重ね、違う素材を挟んでみたりと収まるところを知らない広がりです。こうなるともうシンシュレーター泥沼ですね。

 安いものなので私もいろいろ実験してみても良かったのですが、何せスピーカーが重いのでとりあえずはこの状態でしばらく行ってみようかなと思います。

 あまりに効果的だったので4312Dの方にも10円玉を咬ましてみました。そうすると、こちらは低音が軽く鳴りすぎる気がしました。高域は明らかにきらびやかになりました。

 翌日になって、聞くとその時の違和感がありません。これで良い気がします。そして毎日聞いているうちにすっかり違いが分からなくなってしまいました。所詮、私の耳はそんなものなんですね。


 今夜のJJo Stafford(ジョー・スタッフォード」です。彼女は1917年生まれ、SWING時代の歌手です。若い頃は女優でもあったそうです。曲はおなじみのテネシー・ワルツです。



nice!(48)  コメント(26) 

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。