雨の休日 [日々]
今日は休日です。いつもより遅く目覚めました。雨の音が聞こえ気温もひんやりして感じられます。ガラス戸越しに外を見ると、濡れて水たまりの出来た家の裏になおも雨の糸が垂れていました。
昨夕から小止みになったり強くなったりしながら降り続いているようです。今日になって大雨警報が発令されました。警戒レベル3だそうです。私が住む地域も入っています。妻が心配していますが私は高を括っています。それがいけないのでしょうね。
雨の休日は久しぶりな気がします。このところは幸か不幸か休日になると朝から晴れ上がって、そうするとまずはたくさんある休耕地の草刈りをしなければなりません。午前中はおおかたそれで潰れてしまいます。
休耕地の草刈りはあと少し残っていますが雨では出来ません。今日の休日はゆっくり出来そうです。まず自分の部屋に入って録画してある朝ドラ「スカーレット」を見ました。
ずっと気温が高めの日が続いていましたが、これだけ気温が下がって雨が降っているとしっとりとした気分に引き込まれます。なかなかその気になれなくて、ご無沙汰していた真空管アンプでも聞いて見ようかなと言う気になりました。
真空管アンプA-3500を点し暖まるまでしばらく待ちます。まず最初はいちばん最近手に入れたレスター・ヤングのレコードをターンテーブルに載せました。
真空管アンプに繋がっているLE8Tを聞くのもずいぶん久し振りです。古いビックバンドオーケストラの向こうから揺らぐようなレスター節が聞こえてきます。
次に何を聞こうかなとレコード棚を見回しました。いろいろな候補の中から目にとまったのが白いジャケット、キース・ジャレットの「ケルン・コンサート」です。これを聞くのも久し振りです。そう言えば昔も休日の朝によく聞いていました。
THE KOLN CONCERT ケルン・コンサート [12" Analog LP Record]
- アーティスト:
- 出版社/メーカー: TRIO RECORDS
- メディア: LP Record
ECM録音の「ケルン・コンサート」を真空管アンプとフルレンジのLE8Tで聞くのは邪道な気がしますが、研ぎ澄まされた高音と迫力のある低音との滑らかな行き来、ピアノの倍音が美しく響いて気持ち良かったです。
母屋では妻が明後日に迫った長男の孫の宮参りの準備にいそしんでいます。私はと言うと、まったりした気分で「ケルン・コンサート」を聞き終えると真空管アンプのスイッチを切りました。外から降り続く雨音が入ってきます。
オーディオをいつも聞いているトランジスタアンプに切り替えます。音楽はインターネットで繋がったアマゾンミュージックをUSB-DACを経由して聴いています。
アマゾンミュージックから送られてくるおすすめのプレイリストからヘイリー・ローレンのアルバムSTAGESを選びました。ライブ盤ですが歌声が雨に似合います。
- アーティスト:
- 出版社/メーカー: Justin Time Records
- 発売日: 2012/07/10
- メディア: CD
聞きながら流れてくる音楽に違いはないものの、なんとなくレコードをターンテーブルに載せて針を下ろすと言う所作を通してから聞きたい音楽だなぁと贅沢なことを思います。
ジャズボーカルというと、エラ・フィッツジェラルドやアニタ・オディなど古い人しか私は知らないのですが、アマゾンミュージックは現代の知らないミュージシャンを教えてくれるのでありがたいです。
雨は午後になっても上がりません。雨が上がったら少しだけ残っている休耕地の草刈をして、ついでにこのブログに載せる今年のミゾソバの写真を撮りたいと思っているのですが、果たして光りが残っている間に雨は上がってくれるでしょうか。
(雨は16時半頃止みました。もう草刈作業は止めにして霧雨が残る中、ミゾソバを撮りに行きました。)