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めまい [日々]

1-DSC_6442-001.JPG マルバルコウソウ 直径2センチあるかないかの小さな花です。午前に撮ったのですがまだ咲ききっていません。



 今年の2月に米原へコンサートに行ったことを書こうと思っていたのですが、ちょっと突発した事があったので今日はそのことをお知らせしようと思います。

 金曜日、急なめまいに襲われました。今までも何かの折に軽くふらつくことはあっても一過性だったので気にしてませんでしたが、その日はいつもよりひどい状態でなかなか収まりません。動くと身体がふらついてまっすぐ歩けません。

 とくに動き始めがきつく、寝返りを打っても地面が動きます。仰向けにじっとしていると収まるのでできるだけ動かないようにしておとなしくしていました。少し寝不足気味だったので一晩ぐっすり眠れば治るだろうと軽く考えていました。


1-DSC_6445.JPG 弾けたツバキの実

 ところが翌朝起きてみると、前日よりひどいのでこれは駄目だと思いました。すぐ病院に行こうと思いましたがあいにく土曜日、救急で受け入れてくれる病院に電話してもらいました。救急車は嫌なので、近くに住む娘に頼んで送ってもらうことに。

 うまく歩けないし転ぶと危ないので廊下を這って行きました。しかし勝手口から車に乗るまでは土なので這うわけにも行かず、無理して歩いたら車に乗る前に気持ち悪くなって嘔吐してしまいました。

 果たして車で片道30分ほどの病院まで耐えられるか心配でした。家を出て最初のカーブを曲がるとき気持ち悪かったので娘にゆっくり曲がってと頼みました。その後は車のシートに身を預けていると気分の悪さもなく、半分眠っていたのか思ったより早く病院に着きました。

1-DSC_6447.JPG 今年はまだヒガンバナを見ません。いつも咲くツバキの木の下、ヒガンバナの芽でしょうか。

 公立K病院は、父がお世話になり亡くなった病院です。そのほか、親戚や知り合いのお見舞いに何度も来ていますが、自分が患者になって来るのは初めてです。

 警備員の人が車椅子を持ってきてくれました。車椅子上の人になるのは生まれて初めてです。救急は以前、孫がアレルギーでお世話になったところで見覚えがありました。先に救急車で来られた方があったので待たされました。

 ようやく私の番が来て中に入った途端、また吐き気がこみ上げてきて激しく嘔吐、胃液を吐いてもう出るものがありません。

 それからいろいろな検査、後から考えるとまずは脳梗塞の疑いの検査だったみたいです。めまい止めの筋肉注射と点滴を受け、そのまま脳のCT検査へ。点滴は生涯二度目、CTはもちろん初めてです。

 結果、脳に異常は見られず「良性発作性頭位めまい症」と診断されました。外耳で剥がれた耳石が三半規管の中に入った結果、誤った信号が送られてめまいとなるのだそうです。

1-DSC_6452.JPG 夏のなごりのツユクサ

 点滴が効いたのかその後は気分の悪さやふらつきはいくぶん収まって、無事、娘の車で帰宅することが出来ました。自分ではどれくらい病院にいたのかわからなくて1時間ほどかと思ったら妻は2、3時間いたと言いました。時々眠っていたのか覚えがありませんが、ああいうときは時間の間隔も普段と違うようです。

 仕事は休み、翌々日娘の車で耳鼻科へ行きました。耳の検査をしてもらいメニエルの可能性もあると言うことで、薬をもらって帰りました。

 その後、めまいもふらつきもありません。友人に話したら、同級生がメニエルだと言われた二ヶ月後に脳梗塞で倒れたと言うので、不安になってもう一度耳鼻科を訪れて脳のMRIを撮ってもらいました。

 このときは自分の運転で行きました。脳と血管のMRIも耳鼻科の先生の所見では異常がないそうで、一週間後詳しい結果を教えてもらえるそうです。

 普段は元気が当たり前のように過ごしていますし、つい調子に乗って無理したりもしていますが、こういうことがあるとさすがにいろいろ考えてしまいますね。

 仕事を辞めないといけないかも知れないとか、今までのように快活に動けなくなるのではないかとか、入院などいろいろ悪い風に考えてしまいます。

 健康だけが自慢だったのでショックでした。私だけでなく家族もそうだったと思います。とりあえず軽い処置で済みましたが、今回のことが今までの生活へのちょっとした警鐘になればと思います。

1-DSC_6466.JPG 秋にもタンポポは咲きます。


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