ユキムシふわふわ [自然]
テレビのニュースが大阪でユキムシが見られたことを伝えていました。画面の記憶が無いので何かしている時に聞いたのだと思います。その時、大阪で見られたのならこの辺でも見られるかもしれないと思ったものです。
それから1.2日後、家の裏を歩いていたら、タンポポの綿毛のような白いものがいくつもふわふわと漂っていました。はっと思って手で掴もうとしましたが重さのないそれは私の手の動きに流されすうっと逃げていきます。
それは飛んでいると言うよりふわふわと浮遊している感じでした。2.3度目で捕まえた気がしてそっと手を広げてみました。手の中には蚊ほど小さな虫がいて黒い身体に白い綿毛のようなものが付いていました。これが「ユキムシ」かと思いました。
写真を撮ろうとスマホを取り出しましたが、片手にユキムシが乗っているのでうまくスマホのカメラを操作できません。
そうこうするうち手の中のユキムシはふわりと浮き上がってまたどこかへ行ってしまいました。でも、ユキムシは他にもたくさんいましたので、さらに勢いよく掴んだら今度は指の間に挟まってしまったらしく、白い綿毛のところが無くなって潰れていました。
ユキムシは東京でも大阪、京都でも見られるそうですが、やはりその名前から北海道を連想してしまいます。北海道を舞台にしたドラマでユキムシが飛んでいるシーンだったかユキムシが飛び始めたと言う台詞だったかを聞いた記憶があります。なんのドラマだったか思い出せません。
北海道では10月の中頃にユキムシは飛ぶそうです。北海道より一ヶ月前後冬の訪れが遅い当地で11月下旬にユキムシが飛ぶのは気候的にあっている気がします。しかし、ユキムシが飛ぶと冬が来ると言われるそうですが、その日から数日経ちましたが小春日和の穏やかな日は続いています。
また、新型コロナウィルスの流行の勢いが増してきました。ずっと自粛して来て終息を待ち望んでいたのに、このぶり返しは堪えます。
先が見えないトンネルの中は不安で気持ちも晴れません。観光や商売、医療従事者の方々にとってはうんざりどころか死活問題です。
そんな中、私にとっての救いは10月、11月のお天気が比較的安定していたことです。どこへも出かけずいつもの裏山を何度も歩くことが出来ました。
青空と透明な空気の中で深まっていく秋の風景、青から黄、赤へと変わっていく木々の葉が太陽に照らされてキラキラ輝くさまは、花の季節に負けない豪華さです。ただ、未熟さ故にそれを写真に収めきれなかったのは残念でしたが。
今夜はPでもジャズでもありませんし、もう秋も終わって初冬なのかも知れませんが、気分はまだ秋と言うことでエリック・クラプトンで枯葉にしてみました。
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