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雪景色 [日々]

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 ちょうど一週間前の金曜日、当地にも久しぶりの積雪がありました。去年の暮れから今年にかけて雪の情報が何度もあったのですが、何故か当地は雪がちらつくことはあっても積雪には至りませんでした。

 去年も一昨年も積雪はほとんどなかったので3.4年振りではないかと思います。前日1日中ちらついていた雪が、夕方から夜にかけて積もったようです。

 積もったと言っても5センチ程度です。家の前を雪かきをしているとちょうど通学時間帯で、自転車の中学生が何度も転んでいました。

 そのたびにバサッと大きな音がして驚きます。こけた中学生は何ともなかったようにまた自転車にまたがって行きました。

 あとから来た中学生同士が自転車を押しながらお喋りしていました。「おまえ、何回こけた」「三回」その会話に思わず笑ってしまいました。

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 地蔵堂の雪かきに行きました。雪かきと言っても箒でお参りに来る人の通り道を掃くだけです。カメラを持ってきていたのでそのまま神社に向かいました。

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 誰の足跡もない参道は真っ白で気持ち良いなぁと思いながら上がっていくと、鳥居のそばに背の高いIさんの姿がありました。

 やぁと久し振りの積雪のことなどを朝の挨拶代わりに交わしました。見るとIさんも手にカメラを持っています。実はIさんもブログをしていて、そのネタに雪景色を撮りに来たそうです。

 いつも営農などでご一緒するIさんは私より4歳上です。優しいお人柄でお喋りしていても年の差を感じさせません。Iさんがブログをしておられると知ったのは2年ほど前のことだったと思います。

 環境に優しい庭を自分で手作りされ、その庭はこの辺ではあまり見ない花や植物で賑わっています。Iさんのブログのテーマは自然だと思います。庭に植えられた花や木、果樹、そこに訪れる動物や虫、カエルや野鳥などに常に優しいまなざしが注がれています。

 ブログのペースは私と同じ月二回です。同じ地域に住んでいるのでたまに内容が被ります。以前一緒に田植えをしていて、見つけたケリの巣と卵の話題は見事に被りました。

 ただIさんのブログは私のように冗漫ではなく、簡潔にまとまっていて好感が持てるものです。訪れるとほっとします。

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 二人でカメラを構えながら神社の境内に入っていきました。もちろんまだ誰の足跡もありません。水気の多い重い雪が木々の枝を垂れ下がらせて石橋の上にかかっています。

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 二人で写真の難しさを嘆き合いながら、周囲の雪景色にシャッターを切りまくります。彼の手にはパナソニックのコンパクトなミラーレスカメラと、もう一台望遠レンズの着いたコンデジがありました。

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 一通り撮り終わって、駐車場に戻ると脇に赤い実をたくさん付けた木がありました。何の実か物知りのIさんにもわかりません。クローズアップしてみると、シャーベットをまぶした赤いお菓子のように見えます。

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 神社の駐車場で別れて私は街道を横切り田んぼに出ました。街道は凍結した雪が溶けてシャーベット状になり、そこを車たちが行き来していました。このあたりの車、今ではほとんどスタッドレスタイヤを履いています。


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 今日のSSonny Criss(ソニー・クリス)です。彼はビ・パップ時代に活躍したアルトサックス奏者です。曲は真冬の度最中ですがサマー・タイムです。アルトを気持ち良く吹いています。昔、チャーリー・パーカーの真似だと言われていると何かで読んだ気がします。聞き比べてみるとチャーリー・パーカーの方がもう少しスローでもの悲しく聞こえます。
 ちなみにこの曲、ピアノ演奏しているのは前回クール・ストラッティンのソニー・クラークです。



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