散歩 [日々]
夕焼けがまた、明日の猛暑を約束しているようです。
昼間の熱が少し落ち着きだした夕方、夕飯前に散歩するのが日課になっています。宛てもなく家の周りをぐるっと一周したり、裏山の麓まで歩いたり、時にはいつも行かない方面に足を伸ばしたりしています。
仕事を辞めて一ヶ月が経ち、少し時間の使い方など慣れてきたかなと思っています。ただ、何もやる気の起きない暑さの連続には参ります。
今年の夏は長い気がします。仕事を辞めてずっと家にいるからでしょうか。これからまだ続く暑さの8月を過ごさないといけないかと思うと、ちょっとうんざりした気分です。
昨日は久し振りに雨が降りました。気温も少し下がってほっとしました。そのせいか今日は一日眠くて仕方ありませんでした。
当地はゲリラ豪雨と言うほどでもありませんでしたが、雷と激しい雨でした。各地では被害が出ているそうです。県も北部では河川の氾濫がありました。
被害に遭われた方々にお見舞い申し上げます。自然のこととは言え、毎年繰り返されるこの惨事、年々ひどくなっていくような気がしています。夏の酷暑とゲリラ豪雨、やはり温暖化が原因でしょうね。
ぐるっと一周して旧道に出ます。旧道の向こう西の空に夕焼けの名残りが見えました。同じ旧道でこの景色とはまったく反対の景色を撮ったことを思い出しました。
前の会社に再就職して初めての冬の朝のことでした。車のルームミラーに映る朝焼けがあまりに綺麗だったので、思わず車を止めて旧道の東に広がる朝焼けを撮ったことがありました。
これは別の日、林の奥の暗がりからヒグラシの鳴き声がしていました。この時期、昼間はアブラゼミ、夕方になるとヒグラシの声に変わります。どこかもの悲しいヒグラシの声も、あまりに賑やか過ぎて金属的に響いて聞こえました。
今夜のWはWilliam Galison(ウィリアム・ギャリソン)です。Wのミュージシャンを探していたら行き当たりました。哀愁のあるこの透明な音は何の楽器だろうと思ったらハーモニカなんですね。
ウィリアム・ギャリソン、私もこのYouTubeで初めて聞きました。ジャズらしくキャラバンを演奏したのもありましたが、ここはしっとりと聞かせる映画「バクダッド・カフェ」のサウンドトラックを選びました。もちろん映画も知りません。