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冬の散歩道 [日々]

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 2022年も今日を入れてあと2日になりました。今年の年末は勤めもありませんし、去年と違って年末年始に出ていかなければいけない役も当たっていません。

 ずっと気になっていた物置の屋根の修理がなかなかうまく行かなくて何日か費やしました。また年末しかしない所の掃除を手伝ったりしています。

 年末に入ってざわついていた息子一家もなんとか落ち着いてきました。娘一家のコロナ感染もようやく抜け出しそうです。この年末、何事も無く元気に過ごしたのは年寄二人の我が家だけだったようです。

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 霜のきつい朝にカメラを持っていつもの天井川の土手を歩きました。霜で凍てた落ち葉を踏むと乾いた音がします。落ち葉の無いところでは霜柱がザクザクと地面が砕けるような音を立てていました。

 霜が朝日に溶けて露になり、木々の葉の間をポタポタと滴る音がしていました。鳥の音と間違えたり、場所によっては雨のように忙しなく降り、頭上に冷たく落ちたりしました。

 どんぐりの落ちる音を聞いた時、どこかでこれと似たことがあったと思ったのは、この音のことだったのかも知れません。

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 霜の朝は、鳥たちが良く動きます。この日も初めはヒヨドリばかり賑やかに飛び交っていましたが、そのうちメジロ、モズ、エナガ、アオジ、ウグイス、ヤマガラ、シジュウカラ、シロハラを目撃しました。

 林の奥では、カワラヒワ、ホオジロ、ジョウビタキの声、それから何の鳥の囀りや鳴き声なのか、たくさん聞こえていました。しかし、結局撮れたと思ったのはメジロとモズだけでした。

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 カメラを持って辺りにそっと目を配っていると、背後でチッ、チッと小さな鳴き声がしました。振り返ると枝の上に小鳥のシルエット、慌ててカメラを向けたら逃げられました。

 頭上の木の影を野鳥と思って撮ったら木の葉だったり、木の葉だと思ってカメラを構えずにいたら飛び立っていったり、風は無かったので鳥と見間違うことはありませんでしたが、歩いて行く先に何度か木の葉がひらひら舞い落ちてきました。

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 今日のブログは写真4枚しかアップできませんでした。それ以上アップしようとすると、過去の写真を削除しなさいと言ってきます。数枚削除して何とか5枚アップすることが出来ました。


 今年もいろんなことがあった一年でしたが、何とか無事過ごせて新しい年を迎えられそうです。さて、来年はどんな一年になることやら、出来れば穏やかな一年であって欲しいものです。

 皆さんには一年間お世話になりありがとうございました。来年からは「ほぼ金曜日のそらへいⅡ」になりますが、引き続きよろしくお願いいたします。

 それでは、皆さん良いお年をお迎えください。




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冬のタイヤ交換 [日々]

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 今日も冷たい風が吹き荒れました。北でも西でも雪の報告が相次いでいます。穏やかだった冬の始まりでしたが、いきなり寒波到来です。

 今日のブログは休もうと思っていました。12月に入って、孫が川崎病にかかったり、息子が骨折をしたりしてジジババの出番が増えています。

 そこへ先日の突風で車庫兼物置の屋根の波板が吹っ飛んでしまいました。その補修と年賀状もあります。とてもブログ更新まで手が回らないと思ってました。

 だらだらと時間があるより、しなければいけないことが詰まっている時の方が集中出来るのでしょうか。思ったより早く年賀状が済み、屋根の補修も何とか昨日の雨に間に合いました。

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 今日はタイヤ交換をしました。職場にいた頃は、12月15日から3月15日までスノータイヤを履くのがルールでしたから、毎年12月15日前にはタイヤ交換していました。暖かい冬だと一度もスタッドレスタイヤの出番がない時がありますが、保険のようなものです。

 今年は職場の縛りがないので出来るだけ先延ばしして、降ってからか降る直前に交換しようと思っていました。降っても出かけなければ良いと腹を括っていました。

 しかし、ここへ来てまた別の孫がコロナにかかったりして、この調子だと何があるか分かりません。この土、日、月どこかで降りそうです。暖かい日を選んで交換するつもりでしたが、寒風吹きすさぶなか交換しました。

1-PXL_20221223_030300228.jpg水洗いして乾かしている交換済みのノーマルタイヤです。来年の春までしばしお休みです。

 私の車は1,200ccなのでタイヤも小さく軽いので交換作業もそれほどしんどくはないのですが、それでも腰が少し痛みます。業者に頼めばタイヤ一本500円ほどでしてくれるはずです。4本合わせても2,000円ほどです。

 年金生活ですからね。出費はできるだけ抑えたいところです。自分でやって浮いたお金で何かおいしい物でも食べられたらと思うのですが、電気料金の値上がりだけで吹っ飛んでしまいそうです。いや2,000円ではとても足りないですね。


  冬至も過ぎて、明日はクリスマスイブです。クリスマスが楽しいのは若い人や子供たちだけかも知れません。私はダイアナ・クラールのジングルベルを聞いて、子供の頃の楽しかった年末年始を思い起こすことにしようと思います。



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どんぐりの音 [日々]

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 朝霜が降りるようになってきました。晩秋から初冬にかけて穏やかなお天気の日が続いていましたが、ここ2・3日は昼間の空気も風も冷たくなりました。

 北国では雪の便りも聞こえてくるようになってきました。当地も明後日の日曜は雪の予報です。急に寒くなってきました。

 電気代が上がっているので節電と言うより家計対策で暖房具の使用を控えていました。さすがにこの寒さには我慢できず、我が部屋も暖房具を出しました。

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 毎日散歩が日課です。スマホとスマートウォッチで歩数や運動量の管理をしています。スマートウォッチは Xiaomi Smart Band 7 スマートバンド 7 日本語版 1.62インチ有機 ELディスプレイ AOD対応 14日間のバッテリー持続時間 110種類以上スポーツモード 5ATM防水 血中酸素常時測定 着信・メッセージ通知 活動量計 ワンサイズXiaomiスマートバンド7です。歩数やカロリー計算、脈拍、ストレス、睡眠まで管理してくれる優れものです。

 すべての機能を使いこなせていませんが、スマホへの通知を教えてくれたり、見失ったスマホを探してくれたり便利機能は盛りだくさんです。アプリMi Fitnessにデーターが送られてきます。

 一方スマホのアプリGoogleFITは、腕時計型のスマートバンドと違って、スマホを持っていないと当然ですがカウントはしてくれません。

 散歩にカメラを持って行くと、どうしてもあちこち立ち止まってしまいます。その時、GoogleFITは歩数をカウントしてくれますが、ハートポイント(強めの運動)はほとんどカウントされません。

 このハートポイント、連続した歩行やランニングには有効ですが、たくさん歩いても立ち止まる機会が多かったりとろとろ歩きだとあまりカウントされません。

 例えば草刈なども草を刈りながら歩くので、運動量の割に歩数も伸びないしハートポイントも増えません。女性の室内での細々とした作業も多分駄目でしょうね。


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 1週間か10日ほど前のある日のことでした。散歩の途中、小さな祠の神社前を通ると、祠を囲う森の中でガサッ、ガサッと木々の葉が擦れるような音がしていました。初め鳥かなと思いましたが、森の中のあちこちで連続しています。

 大粒の雨とか雹が降り始めの時のようにパラッパラッと何かが落下して来るような音でした。しかし、雨も雹も降っていません。

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 鳥居の方に行ってみました。境内の入り口に一面のどんぐりが落ちていました。溝もどんぐりで埋まっています。

 神社のまわりはアラカシの木で囲まれていました。太くはありませんがかなり背の高い木です。艶のある緑の葉が生い茂っています。

 そう言えばこの神社、子供の頃よくどんぐりを拾いに来ました。大人になってからも「どんぐりころころ」の歌を聞くとこの神社辺りを思い出します。近くに池もあるんです。

 それにしても、今まで気づかなかっただけなのでしょうか。どんぐりが落ちて木の葉を揺らし地上に落ちる音、しかもこんなにいっせいに、初めて聞いたような気がしました。

1-DSC_8964-001.JPGホオジロ


 寒くなってきたので冬の曲を探しましたが上手く見つけられませんでした。いつも聞いているアマゾン・ミュージックで懐かしい「シェルブールの雨傘」が流れていたのでアップしてみます。シェルブールの雨は、冬では無かったですね。



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リタイア [地域]

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 12月ももうすぐ上旬が過ぎようとしています。今年は時間があるのでと鷹揚に構えていましたが、ここまで来るとさすがに今年の残り少なさが気になってきました。

 呼応するように、当ブログの画像ファイルの使用領域が残り10mb以下になってしまいました。今年あと3週分、果たして足りるかどうか心配です。

 来年からはキリよく、「ほぼ金曜日のそらへいⅡ」で新年を迎えたいと思っていますので、RSS登録よろしくお願いします。


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 さて、今日はお恥ずかしい失敗談です。私は今年森林組合の連絡委員に当たっています。いくつかある当番役割の一つで組内で順番に回ってきます。以前は12年に一度でしたが組合員数減少で今は8年に一度回ってきます。

 連絡委員の主な仕事は夏の林道の草刈と今回の山の境界の見回りです。境界周りに参加するのは4度目、8年振りです。以前は他にもっと行事があった気がするのですが、こちらもコロナ禍で縮小気味です。

 朝8時、山の麓に組合役員と我々連絡委員が集合します。欠席者もあり総勢13名でした。70代は私を含めて3名、50代が3名であとは60代という構成です。

 約4時間の行程ですが、出発前におにぎりとお茶、果物などが配られそれぞれリュックに詰め込みました。お天気も良くてトレッキング気分満開です。

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 初めは平坦な道がしばらく続きました。皆一列になって進んで行きます。お喋りしている人たちの賑やかな声がしています。誰かがお喋りも今のうち、そのうち誰も喋らなくなると言います。私は歩きながら、へえそんなにきつかったかなぁと思いました。

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 軽トラがギリギリ通れる林道から外れて山の中に入っていきます。山の中には確かな道がありません。ただ樹木はほとんど葉を落とし、裸の木が並んでいるだけなので見通しは効きます。

 普通の山登りならこんな道を選ばないのでしょうが、境界周りなので道なき道もあります。目印は境界杭と、ところどころ木々の枝に結われた赤い紐です。

 写真の坂は、これからますます傾斜を増しながら続いていきました。私は列のほぼ真ん中辺りを歩いていたのですが、次第に後ろの人が追いついて来る気配がして、やがて次々に追い抜かれていきました。

 ふくらはぎ、太ももの裏、腰にまで痛み出てだんだん動けなくなってきました。場所によっては這うようにして上がりました。こんなはずではないと思いながら。

 8年前と同じコースなのに、こんなにしんどい登りがあったことをすっかり忘れていました。私の記憶は何事においても、しんどかったことは忘れる傾向にあるようです。そしてこの8年の間の自分の体力の衰えをすっかり侮っていたことに気づかされました。

 とうとうしんがりになりやがて取り残されました。50代の役員Hさんが付き合ってくれました。へばって休んでいる私に、Hさんは去年は50代の人がこの先の林道との合流点でリタイアしたことや、一昨年は、気持ちが悪いと言われて麓まで戻り車で迎えに来た話などを慰めとも励ましとも言えない表情で話してくれました。

 急な坂の途中でどうにもこうにも足が動きません。こんなところでへこたれるわけにもいかず、立ち止まっては休み、少し進んではまた休みを繰り返して、何とか林道との合流点にこぎつけました。

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 合流した林道がこちらです。写真は「3年ぶりの裏山」で使用したもの、お隣の集落との境界です。ここで皆さんは休憩を取りながら私が来るのを待っていてくれました。

 記憶ではこのあとは比較的なだらかな尾根伝いが続くのですが、私はここでリタイアすることにしました。これ以上、皆さんの足を引っ張るわけにもいきませんし、この先足の痛みを抱えて歩き続ける自信もありませんでした。

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 皆はまた崖を上がり尾根伝いに進んでいきました。私は逆方向にいつもの林道を下りました。アスファルトのなだらかな下りばかりなので、今までの痛みやしんどさが嘘のようにスタスタ歩けました。足腰に負担を感じることも無く無事家に帰り着きました。

 家に帰ってからスマートバンドを見てみると、歩数はそれほどでもありませんでしたが、普段散歩等を含めても1日で100キロカロリー前後なのに、この日はすでに500キロカロリー近くを消費していました。

 8年前の記事はこちらです。読み直して見るとわりと平気で登っています。8年でこんなに衰えてしまうものなんでしょうか。60代と70代の間には体力低下の崖でもあるのでしょうか。

 前回も今回も70代前半の方が何人かおられましたので、単に年齢のせいにするわけにも行きません。見通しの甘さと、自分の体力の衰えを目の当たりにして、ちょっとショックな出来事でした。

 以上、本年二度目のリタイア報告でした。


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 もう霜も何度か降りるようになって、冬は間違い無いですが、枯葉はまだ大丈夫でしょうか。ジャズ枯葉の王道、ビル・エバンスかキャノンボール・アダレイ&マイルス・デイビスにするかで迷っていましたが、前回の境界まわりの時にも枯葉を選んでいました。8年振りにエリック・クラプトンの枯葉です。


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紅葉の永源寺 [旅]

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 師走になりました。一緒に寒さもやってきましたね。リタイアして5ヶ月、まだ5ヶ月という気もしますが、ゆったりした時間を過ごせていると思います。

 今朝起きたら、テレビではサッカー日本代表が強豪スペインを破って、一次リーグを首位で突破したニュースで盛り上がっていました。私はサッカーファンでもにわかファンでもありませんが、選手たちの闘志と素晴らしいプレーには拍手を送りたいですね。

 穏やかな11月が続いていた中旬、良いお天気の日を選んで滋賀県東近江市にある永源寺へ行って来ました。車で一時間ほどの所です。

 紅葉の時に訪れるのは同級生たちと行って以来、5.6年振りと思っていたらなんと10年振りでした。また写真が多くなると思いますが、お付き合いよろしくお願いします。


 平日でしたが、駐車場はかなり混雑していました。旦度橋を渡り大歇橋を渡った時は、以前来た時より紅葉進んでいないと思いました。

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 ところが石段を上がり十六羅漢の脇を通って総門まで来ると、赤、黄、緑に色づいた木々が賑やかに迎えてくれました。受付で妻と二人分の入山料を払って入場します。

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 山門が見えてきました。

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 とくに山門から奥の紅葉は圧巻でした。写真を撮っていると、近くを通る老夫婦の男性が南禅寺の山門を思い出すと奥さんに言っていました。立派な山門ですが、大きさはそこまで大きくはなかったです。
 

1-PXL_20221118_040138174.MP.jpg 左の建物は鐘楼です。

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方丈(本堂)

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  この庭が、「開山御手植」というのところなのでしょうか、庭全体が真っ赤に染まってきれいでした。

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1-PXL_20221118_040014546.jpg 紅葉を十分堪能して、帰りにまた山門を見上げました。

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 瑞石山永源寺は臨済宗永源寺派大本山です。1361年に近江領守、佐々木氏頼によって創建され、兵火で焼失後、江戸時代初期(1643)に再興されたそうです。

 前回同級生と来た時は、紅葉だけでなく、永源寺の入り口から十六羅漢や経堂などを全体的に案内するページになっていました。しかし、今回は紅葉に見とれてしまいそんな余裕がありません。せっかく良いときに来たことでもあり、ページを真っ赤に染めてみることにしました。


 枯葉、いつまで続けられるでしょうか。家の桜もすっかり葉を落とし冬の佇まいです。今のうちに、お気に入りのピアニスト、ウィントン・ケリーのAutumn Leavesをアップしておきます。彼の軽快で弾むようなピアノが好きです。あまり寂しくない枯葉です。



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