つぐみ [野鳥]
霜のきつい朝でした。休耕地でツグミを見つけました。以前から何度か見かけていたのですが、カメラを持ってくると見失う事を繰り返していました。
霜が溶けた休耕地で、ツグミはのんびりとひなたぼっこをしているかのようでした。草の間に虫でもいるのでしょうか、時々地面を啄みます。
霜が降りた朝に裏山に行くと、活発に活動している野鳥たちに出会えます。そんな日はお天気も良くて、冬の朝の薄い日差しが斜めに地面に当たって蒸気を立ち上げたりしています。
今年は暖冬とは言え、朝の身を切るような冷たさには変わりありません。歳のせいか部屋の暖かさからなかなか抜けられなくて、あまり裏山に行けていません。たまに行っても外れが多くてしょげているうちに、今年の冬も終わりに近づいてきてしまいました。
ご近所の梅林のウメが咲き始めています。やはり今年は例年より少し早い気がします。
別のツグミですが、いちばんきれいに撮れました。
秋のモズから始まって、ジョウビタキ、ツグミと今年も家の近くに訪れる冬鳥たちで済んでしまいました。年によっては、アトリやウソなども訪れる事があるのですが、今年は暖冬で冬鳥、不作なのかも知れません。
Jも種切れになってきたので、今夜からKの頭文字に移ります。Kの最初はKenny Burrell(ケニー・バレル)です。軽やかと言うよりちょっと重く粘りのあるギターの音色が魅力的です。好きなジャズギタリストの一人です。曲はLoie
ジョウビタキ [野鳥]
鳴き声がするのでカメラを持って声のする方へ行ってみると、雑木林の方から聞こえます。困ったなと思っていると、具合良く雑木林から一羽の小さな鳥影が飛び出してきて、ご近所の納屋の屋根に止まりました。
羽根の白い斑点、確かにジョウビタキです。しかも雌のようです。以前はずっと雄が来ていたのになぜか去年あたりから雌が訪れるようになりました。
それから2.3日したある日、居間にいるとジョウビタキのひときわ大きな囀りが聞こえました。もしやと思ってお隣の離れのテレビアンテナを見上げると、いましたいました。
とりあえず証拠写真の一枚です。案の定、場所を変えてもっと良い角度から撮ろうと移動しているうちにいなくなっていました。
モズと言い、ジョウビタキと言いよほどこのお隣の離れのテレビアンテナが気に入っているようです。見渡してみると、我が家の周りではこのアンテナが一番背が高そうです。しかも、モズもジョウビタキも飛来してきてすぐにこのアンテナの上で大きな声で囀ります。
きっと縄張りを主張しているのでしょうね。ジョウビタキの囀りはヒィッ、ヒィッと聞こえます。私はそれがドアの軋る音に似て聞こえるのですが、妻は自転車のブレーキの音のようだと言います。
巣立ち? [野鳥]
とうとう梅雨に入りました。さっそく、毎日雨です。今日は当初、晴れの予報だったのですが、晴れたのは朝の一時だけ、その後は曇り空に小雨が舞って夜は雷雨になりました。
先週の日曜も営農組合の草刈に出ました。梅雨前の晴れ間、田植えを終えた圃場と麦秋を迎えている麦畑回りの草刈です。
この日は最終日、予定の面積を刈り終えたので10時過ぎに終わりになりました。いつもの半分の時間でお役御免です。皆さん、早く終わってそそくさと帰っていきましたが、私は一人車の中でぼんやり麦畑を見ていました。
この日のツバメ、畦ではなく大空や麦畑の上を気持ちよさそうに何羽も飛び交っています。カメラを持ってきていたので飛んでいる姿を撮ろうとしたのですが、間近に迫ってくる大きな被写体の時は速すぎてファインダー内に納める事が出来ません。仕方無いので遠くで飛んでいる姿を撮ってみました。
技術が無いので、拡大してもこんなものです。
その後、例のケリの巣に行ってみました。カメラを持って来たのもこのためです。ケリは産卵から20日ほどで雛が孵るそうです。田植えの時に見つけてから約2週間、その前から卵はあったのでひょっとするともう雛が孵っているかも知れません。
遠くからでも圃場の真ん中、巣のあるところが水面から盛り上がっているのがわかりました。私が畦から巣に近づいていくと、卵を抱いていた親鳥は飛び立って近くの圃場に降りました。
はじめ一羽しかいなかったのに、どこからかもう一羽が戻ってきて畦で見張りを始めました。例のケッ、ケッ、ケッと言う鳴き声を上げています。
卵ありました。しかし三個しかありません。同じ角度から撮っているので手前に一個あった卵がなくなっているのがわかります。一個、雛が孵ったのでしょうか。それとも外敵にやられたのでしょうか。
外敵にやられたのなら他の卵も無事では済まないのではないでしょうか。しかし、それにしては雛の姿が見当たりません。
調べたところによると、ケリは生まれるとすぐに巣立ちして自分で餌を探すそうです。他の野鳥のように親鳥が餌をやる姿は確認されていないそうです。
巣立ちしたにしてもまだ、どこか近くに雛がいるのではないかと田んぼを見回していたら、端っこの方で小さな白い影が羽ばたくのが見えました。ケリは翼を広げると白いので、ひょっとしたら子ケリかとシャッターを切りました。
少し違うようです。
セグロセキレイでした。
雛は見当たりませんでした。あまり長居して孵化の邪魔をしてもいけないので撮るものだけ撮ったので引き上げることにしました。
それから数日経った今日、時間があったので再びケリの巣に行ってみました。遠くからでも見える巣の盛り上がりが今日はなんとなく小さく見えます。
卵が皆なくなっています。私が行くとうるさく見張っていた親鳥の姿もありません。皆孵化して無事巣立ったのでしょうか。
空の巣を見ると、この2.3週間私の中の盛り上がりがすっと引いていくような淋しさを覚えました。なんとなく他の鳥や景色にも興味が湧かず、カメラのレンズを下に向けたまま帰途につきました。
今夜のGはGlenn Miller(グレン・ミラー)です。映画「グレン・ミラー物語」を見たのは60歳を超えてからでした。食わず嫌いだったのです。ルイ・アームストロングが実名で出ていました。ハッピーエンドで終わりがちなこういう映画で主人公が最後に亡くなってしまうのは意外でした。
曲は映画にちなんで「茶色の小瓶」を映像着きで探したのですが見つからず、ベタですが「ムーンライト・セレナーデ」です。
ケリその後 [野鳥]
そんな酔いの中で何を思ったのかブログ更新していないことを思い出し、慌ててスマホからお休みの通知を出してしまいました。後で気づいたのですが土曜日でした。通知にさえなっていません。文字だけではあまりなので、後から写真を一枚だけ追加した次第です。
今日から6月ですね。いよいよ梅雨の季節です。中国、四国地方は先月末に早々と梅雨入りしたそうです。ただ、予報はそのまま関西まで及ばず今のところ足踏み、2.3日の晴れ間をみたあと来週半ば頃には梅雨入りするそうです。
田植えの一週間後の日曜、今度も営農組合で草刈でした。8時から12時までの作業です。暑さが予想されていましたが、暑いと言ってもやはりまだ5月、思ったほど汗はかきませんでした。
田植え、草刈と続いて肩や腰、膝と身体のあちらこちらが痛いこのごろです。ただ身体は動いているので、心地良い筋肉痛、間接痛というところですね。
日曜日、草刈を終えた午後、麦畑とケリの巣を見に行きました。
もう麦秋といって良いのでしょうか。刈り取りにはまだ少し早いようです。でも、梅雨のこの時期、晴れ間があるとあっという間に刈り取られます。麦作も営農組合の仕事ですが、刈り取りは専用のコンバインを持った業者に委託されています。
麦畑と言えばヒバリなのですが、圃場整備された広い農道にいるのはどうやらツバメのようです。田植えのとき、圃場の上を滑るように飛び交っていました。
ツバメと言えば気持ち良さそうに家々の間や田んぼの上を滑空していたり、電線に止まり軒下の巣に出入りする姿はおなじみですが、こんな風に地面を啄んでいることもあるのですね。
ケリの巣、ありました。つがいで巣を守っていますね。奥の盛り上がった影が巣です。やはり卵を抱いているのは雌鳥でなんでしょうね。
私がカメラを持って巣のある方へ近づくと、卵を抱いていた親鳥は飛び立って鋭く啼きました。地味な鳥ですが、飛び立って羽根を広げるとその白さが際立ちます。
まだ卵は孵っていないようです。
逆光から撮ると卵が四個あるのが確認出来ます。
草刈を前日終えた畦では、セグロセキレイの幼鳥でしょうか、まったりと夕日を眺めていました。
今夜のGは、George Wallington(ジョージ・ウオリントン)です。若い頃、このアルバムデザインに憧れてレコードを探したのに、結局買ったのは輸入盤で別デザインのジャケットでした。共演トランペッターはドナルド・バード、50年代の典型的なハード・バップ演奏です。
田植え中の出来事 [野鳥]
梅雨を思わせるような蒸し暑い日が続いたと思ったら、今度はまた20度にも達しない日があったりしてなかなか風薫る五月らしい爽やかな日になりません。
今週はお休みをするつもりだったのですが、営農で田植えに出ていたら珍しいものに出会ったので1日遅れで更新することにしました。
当地の田植えも終盤です。今日は私が苗渡しに出る当番日でした。昨日までと打って変わって風の強い、気温の低いお天気でした。
2枚目の田んぼに移った時、田植え機のオペレーターが圃場に鳥の巣があって卵がある、どうしようと言います。そばにいたもう一人のオペレーターは先日、代掻きしたときにもあって思わず除けてしまったと言いました。
その時、卵は3個だったそうですが、今は4個になっているそうです。やりとりを聞いていた組合長はそのまま行ったらと言いましたが、田植え機オペレーターは気が進まないようです。
結局、田植え機オペレーターは巣を除けて苗を植えました。それでも親鳥たちは田植え機がそばを通る間、けたたましい鳴き声を上げて威嚇していました。
ケリの巣でした。ほぼ圃場のど真ん中に巣を作っていました。
家でキジバトが巣を作ったので、雛が孵るところまでブログをアップしたと言うshinjiさんが珍しがって写真を撮ろうと、昼休み帰ったときカメラを持ってきました。
彼の足下にあるのがケリの巣です。はっきりしませんが画面左にケリのつがいが写っています。ケリは土色をした地味な鳥ですが、羽ばたくと翼の裏は白いのです。飛び立つ所だったのか羽根を広げて威嚇しているのか、一羽だけその白い翼が見えています。
shinjiさんが写真を撮るために巣の近くまで行ったので、巣を暖めていた親鳥は巣から離れてそばでまた、けたたましい鳴き声を上げていました。
巣を見やる親ケリ、本当に人間の母親のような心配そうな目をしています。
巣の中のケリの卵、グレーで斑点があるように見えます。3個確認出来ます。私は圃場に入らず、畦から望遠レンズで撮ったので角度が稼げていません。
私とshinjiさんの撮影が終わって、親鳥が卵を温めに巣に戻りました。心なしか目も安堵しているように見えます。
野鳥を追って [野鳥]
朝からよく冷えた日でした。仕事は休みだったのでゆっくり朝寝を楽しもうとしていたら、娘からの電話で起こされました。幼稚園に通っている孫娘が熱を出したそうです。
娘はパートに出かけないといけないので、8時半までにバアバを届けることになりました。大急ぎで朝飯を食べて、車で10分ほどの娘の家まで直行です。
私は一時間ほど孫たちと遊んで無罪放免になり、家に戻りました。部屋で音楽でも聞くかブログでも書こうかなと思いましたが、ぽっかり空いた時間、ちょっとカメラを持って家の裏に出てみました。もう霜は溶けていましたが風があって冷たいこと、水たまりはまだ凍ったままでした。
家の裏に出てみても鳥影が見えません。鳥の姿を見かけて、慌ててカメラを取りに行ったり、あるいはレンズを交換したりしているうち、鳥はいつの間にかいなくなってしまうのに、端から鳥影が見えません。
それでも雑木林の回り、日が当たるあたりを歩いていたらモズがいました。いつも尾をくるくる回しているのですぐわかります。
ここで何度か彼の写真を撮って、ロウバイの木のあるところへ行くと、このところの寒さのせいか膨らみ始めていたロウバイの花たちはいっせいに身をすぼめていました。
ここで別のモズの写真を撮ることが出来ました。
同じところにいたこの鳥は、この冬家の周りを元気に飛び交っているジョウビタキのメスです。写真は私の気配に驚いて飛び立とうとしているところです。
残念ながら、嘴の先端が収まり切りませんでした。
時々日が差したり、どんより曇ったかと思うと雪がちらつくお天気でしたが、こんな日はひょっとしたらルリビタキに会えるのではないかと言う気がして、そのまま裏山に向かうことにしました。
去年来た時より、さらに冬ざれた感じがましています。落ち葉が減り、回りの草木が寒さにすっかり勢いを失っているからでしょうか。
私の気配に草むらから飛び出して木々の暗がりに逃げ込んだのはホオジロだと思います。枝かぶりというか草かぶりになってしまいました。
モクレンが春の準備をしています。
そのそばにいたのは、ツグミ、今日は山の中でもよく出会いました。
山の湧き水の貯水タンクから水が音を立てて流れ落ちていました。その飛沫がもう10時過ぎというのにまだ凍ったままです。
サルスベリ
同じ色でわかりづらいですが、ルリビタキの雌が潜んでいます。追いかけましたがこの写真しか撮れませんでした。
去年の秋から右膝に違和感があったり時々痛む事がありました。いつ頃からかあまり感じなくなってサポーターも外していたのですが、このところの寒さのせいかまた違和感と痛みがぶり返しています。
ちょっとした土手を上がったり降りたりするにも、自分の動きがギクシャクしているのがわかります。元々身が軽い方だったのに、やはり歳のせいでしょうか。
それにしても動きがぎこちない、前夜、宮こもりがあり一時間ほど座っていたせいかもしれないなどと、原因を他に求めて自分で自分を慰めながら鳥を追いかけてあちらこちら移動です。
これもツグミ、少し身体が小さくて色が薄い気がします。幼鳥、それとも雌でしょうか。
ツグミに似ていますが違う気がします。もっと身体が小さくてスマートな体つきでした。
ハゼの木がなくなってから、一度だけこの近くでリビタキのオスを見かけたので探してみました。
天井川の土手に植わった木の上でこっちの岸から向こう岸の木に渡る鳥の群れがありました。ぎこちない足取りで土手を降りたりあがったり。
見つけたのはミヤマホオジロのメスと思ったのですが、後で図鑑で見るとカシラダカにも似ている気がします。顔の周りにきれいな黄色があったと思うのですが写真では再現されていません。
なんとかどアップでも耐えられるでしょうか、この日いちばんの収穫でした。
こちらはミヤマホオジロのオス。
天井川の土手に突き出たパイプから流れ出た水が凍っていました。
神社の手水舎の水は流れていましたが、しずくが凍ったままです。
色に乏しい冬景色の中で神社のサザンカだけがひときわ目立つ赤い色を浮かび上がらせていました。
今夜のジャズ、Dの頭文字で始まるミュージシャンはDuke Pearson(デューク・ピアソン)です。渋くてジャージー感いっぱいのピアノ、曲は「ブラックコーヒー」私もコーヒーには砂糖もミルクも入れません。
初撮り2018 [野鳥]
酉年は去年、今年は戌年ですが、身の回りに犬がいなくて適当な写真がありません。今年の初撮りはまた、ジョウビタキのメスです。去年までずっとオスが来ていたのに、今シーズンはメスばかりです。
当地、少し寒いですが時々陽も差して穏やかな元旦になりました。
今年もよろしくおねがいします
身も心も [野鳥]
我が家と伯父の休耕地の草が中途半端に伸びていたので刈りました。本当は10月中に終えたかったのですが、雨で今月まで延びてしまいました。このまま放っておいてもそのうち霜でしおれてしまうのですが、皆さんきれいにされています。
今の時期の草はあまり勢いがないので刈りやすいです。その上、暑くないので体力の消耗もあまりありません。軽く汗をかいただけです。これで草刈期間も今年は終わり、半年続いた草刈からやっと解放されます。
草刈に出る前のこと、部屋にいるとヒィッ、ヒィッと短く高く啼く声がします。もしやと思って外に出てみると、お隣のテレビアンテナの上、雲ひとつ無い秋空を背景に一羽、野鳥が止まっていました。
毎年、11月頃から冬の間訪れるジョウビタキです。もちろん今シーズン初めてです。
これは飛び立とうとしたところか、止まろうとしているところか。
お隣の大屋根の上、少し距離があります。何枚か連写したら飛び立ってしまいました。でも鳴き声はどこかでまだ続いています。探したら今度はなんと東隣のお宅の離れ家のやはりテレビアンテナの上にいました。
こちらの方が少し近づけます。ここは毎年、モズが来て止まるところです。今年も止まっていたので撮りました。しかし、10月は曇天の日が多くどの写真も逆光でものになりませんでした。
顔が黒くないし、名前の由来の頭も白くないので雌だと思います。ただ雌にしては体毛が赤く、かつ翼や尾羽の色が黒い気がするのは、光りの加減でしょうか。毎年やってくるのは雄、雌が来るのは珍しいです。
森や林の中ではなく、テレビアンテナの上というのが何とも物足りません。森や林にもいますが、家の周りにもよく現れてくれるこの鳥らしいです。とりあえず今シーズン初撮りです。
クレオパトラの夢 [野鳥]
しつこいようですが、同じ画像の使い回しではありません。少しずつ暖かい日が多くなってきてもう大丈夫と思っていた今週の火曜日の朝、妻に促されて外を見るとまた真っ白でした。
よく考えれば、まだ2月、雪が降っても積もっても少しも不思議ではありません。今年はこれまでがひどかったので、少し暖かくなり出しただけでなんだかもう雪の季節は過ぎた気になっていました。
ただ今回の雪、さすがに極寒の頃と違って水気が多いようで、家の前を車が通るたびにバシャバシャと激しい跳ねの音が上がっていました。そしてうっすら積もっていた雪も午前中にはあらかた溶けてしまいました。
ほぼ一月ほど前に、野鳥をたくさん撮って当ブログにアップして気が済んでしまったのでしょうか、雪や寒い日が多かったので出不精になっていたのか、それともSP-LE8Tが入って音楽浸りになっていたから、たぶんその全部が原因なのでしょう。その後、鳥の写真が撮れていません。
たまに裏山へ行っても、死んだように静まり返っています。時折、ヒヨドリの甲高い声がするばかりです。
ここ二、三年我が裏山周辺、人の手が入る事が多くなっています。天井川の土手の木々はすっかり伐採されてずいぶん見通しが良くなりましたが、反面、野鳥を見つけにくくなりました。
カタカタと羽音をさせながら、天井川の土手の木を渡って、橋の近くのハゼの木の上で止まってくれたルリビタキ
( 2014年02月14日)
その姿も、土手の木々といっしょにハゼの木も切られてから、すっかり見られなくなってしまいました。
(2015年04月03日)
天井川と対面の道路沿いに、桜の季節になると咲きそろっていたユキヤナギやレンギョウの群生も、最近すっかり刈り取られていました。今はすっきりして見えますが、桜の季節には淋しいことになりそうです。
そうした伐採作業があるたびに、あちこちでチェーンソーの音が鳴り響きます。野鳥が姿を見せなくなったのはそんなせいもあるのではないかと、成果がない日には思ってしまいます。
今日の裏山歩きです。
何の廃屋なのか、昔からあります。当たり前ですが年々朽ち方がひどくなっていきます。
こちらはイノシシ捕獲用の檻です。神社のすぐ裏で、近くには幼稚園などもあるので、こんなところでイノシシが捕まっていたらびっくりですね。
以前は鬱蒼としていた神社も回りの木が伐採されてずいぶん明るくなりましたが、冷え込みは一番のようです。火曜日の雪がまだ残っていました。
今回は珍しく少し賑わいのある野鳥の声が迎えてくれました。でも耳を澄ますとどうやらホオジロがあちこちで啼いているだけのようです。
木々の上をさがしてみるのですがなかなか見つかりません。ようやく見つけたのがこちらです。
アップにするとこんな感じです。
家の近くの梅もずいぶんほころんできました。
今夜のYouTube、Bで始まるジャズメンはBud Powell(バド・パウエル)です。天才的ピアニスト、名演奏はいろいろありますが、やはり名曲、名演奏の「クレオパトラの夢」は外せません。若い頃この曲を聞くと軽快なテンポと裏腹に悲しい思いにとらわれたものです。
1月半ば過ぎ [野鳥]
年末年始、比較的暖かくて穏やかだったので、どことなく安心していたところがありましたが、先週の土日、降りましたね。これは日曜の朝の光景。これから丸一日降り続けました。
三日後の家の裏の景色です。今回の雪、なかなか溶けません。
そして畑はごらんの有様です。毎年、雪が降ると繰り返される光景なのですが、今年はちょっとひどいようです。囲いもそうですが、タマネギすっかり雪に埋もれてしまっていまだ姿が見えません。葉が折れてしまっているかも知れないそうです。
道路のあちらこちら、家々の屋根の上、庭などに雪の塊がまだたくさん残っています。金曜はまた雪の予報が出ています。しばらくちょっとした雪国ムードが続きそうです。
今はプチ雪国景色ですが、それまでは穏やかなお天気の日が続いていました。ここからはそんなときに撮った写真です。
庭のスイセンは暮れから咲き始めています。ご近所のロウバイにはシジュウカラ。ロウバイ、蕾が開きかけていましたが、この寒さでまた、開花遅れそうです。
少し遠くて写り悪いですが、近所の雑木林の入り口でモズがひなたぼっこをしていました。
何の鳥の巣でしょう。
見上げると、トビが旋回していました。大きい鳥は被写体が大きいので撮りやすそうですが、やはり300ミリでは難しいですね。下から撮ると逆光になるのですが、防ぐテクニックが判りません。
近所の公園のアジサイ、花が枯れたまま残っています。自然のドライフラワーでしょうか。
見つけた鳥影、追っかけてシャッター切ったのですが残念ながら後ろ姿で鳥の名前も分かりません。
連写で撮った次の写真に、何とか頭の形が、カシラダカでしょうか。
どこからともなく囀りが聞こえるのですが、近くの梅の木や柿の木などを見回しても姿がありません。おかしいなと顔をもっと上げたら頭上の電線にいました。カワラヒワ、よくいる鳥なのですが撮ったのは久し振りです。
今シーズン初見参のツグミ。
こちらはいつも庭などでちょろちょろしているセグロセキレイ。顔が黒いのでなかなか眼が写りにくいのですが、今回は何とか写っています。
セキレイは他にハクセキレイ、キセキレイといますが、セグロセキレイ、ハクセキレイに比べるとキセキレイはあまり見かけません。
こちらは厚着をして出かけたら気持ち悪くなるほど暖かかった日に撮ったアオジです。冬になるとよく山で見かけるのですが、こちらもちゃんと写真に収めたのは久し振りです。
同じ鳥ですが、別の角度から撮ってみました。
今年は今まで暖冬だったせいか、ルリビタキを見ていません。裏山は連日、木を伐採中でチェンソーの音がうるさくとても鳥どころではありません。
それで去年だったか一昨年だったか、ルリビタキを撮った公園に出かけたのですが、こちらも残念ながらエンジン音がしていました。こんな時期に草刈かなと思ったら、ブロアーで落ち葉を吹き飛ばしていました。せめて公園の清掃は休園日にしてほしいものです。
人気も鳥の囀りもない公園の奥深くを歩いていたら、いつものエナガの群れに出会いました。ま、何でも良いから撮っておこうとカメラを構えたら、今まで人っ子一人出会わなかったのに、散歩中の男性が急に現れて、結局この写真しか撮れませんでした。
おまけ
雪が降り始めた土曜の夕方、近くの文化ホールのロビーでジャズライブがあったので、いつもの同級生を誘って行ってきました。
珍しいサキソフォンなど管楽器だけで構成されたカルテット、「サキソフォビア」結成して19年になるそうです。全国的に活動されているそうですが、滋賀は今回が初めだったそうです。
サックスやフルートなど管楽器だけでどんな風に演奏するのか興味津々でした。リズムはバリトンサックスやテナーが取ってました。ベースやドラムがないので、オーソドックスなコンボ演奏に比べるとちょっとアバンギャルドな演奏に聞こえましたね。熱演でした。
パイプ椅子に腰掛けてのステージの熱演に耳を傾けていると、横に座ったsatoshi君が私を小突いてステージ奥の窓を差します。熱いステージとは対照的に真っ暗な窓に猛烈な吹雪が押し寄せては舞っていました。
メンバーの一人、岡さんが参加している室井滋さんのしげちゃん一座のパンチパーマちりちりも面白そうです。彼が演奏した篠笛もなかなか良かったのですが、今日のYouTubeは、この夜も演奏があった「シング・シング・シング」です。