今年もあと、一週間になってしまいましたね。皆さん、年末年始を控えてお忙しくされていることでしょう。私は年賀状くらいなのですが、これがまだ途中、しかし今日も金曜日が来たのでブログ更新です。

 何も無くてもなんとなく気ぜわしい思いをするのが年の瀬です。人がこしらえた暦は期限がはっきりしているので良い面と困ることがありますね。その点、神様が決める寿命となるとどうなんでしょう。ともかく65歳までは来ましたが、あとどれくらい残されているのか。ま、確実に残り少なくなってきているのは間違いないのですが。


 今の仕事に就くようになってからもう10年以上毎年更新して使っている手帳です。能率手帳、小型版1(黒)商品番号「1111」です。能率手帳の中では一番小さいサイズなのですが、ちょうどシャツの胸ポケットに収まりますし、記述するにも頃合いの分量です。

 前に就いていた業種の業務手帳がここのメーカーのものを使っていたので、その流れで使い続けています。製本もしっかりしていて破綻したことはありませんし、手触りなどもよく気に入っています。

 業務手帳でしたから、仕事に関連した情報が巻末はおろか、「ぴあ」のはみ出し情報みたいに予定表ページやWEEK欄の余白などにも盛り込まれていて重宝しました。

 「1111」は汎用品なので、一般的な地下鉄の路線図とか年齢早見表、度量衡換算表、印紙税一覧表、カレンダーくらいしか付いていませんが、スマホの時代、これだけあれば十分ですね。

 私は他にスマホの予定表も使っています。スマホを使い出したきっかけは、手帳を職場に忘れてくることが多く、自宅や出先で予定がわからなくて困ることがたびたびあったので、いつでも持ち歩くスマホに統一するはずだったのですが、スマホを導入してもう5.6年なるのに紙ベースの手帳を手放せません。

 その結果、予定をスマホと手帳の両方に書き込まなければいけなくなりました。時々どちらか入れ忘れていて、予定を入れておいたはずなのに見つからないと言った事があります。

 一元化したいのですが、仕事を続けている間は無理かなと思っています。と言うか、仕事を辞めたら手帳の必要性はほとんど無くなるだろうと思っています。

 私の手帳はたいしたことを書き込んでいるわけではありません。予定欄は、勤務の予定、地域やお寺の行事、同級生たちと遊ぶ予定、時々孫の用事やコンサートなどが加わります。

 前の業務手帳に習って、仕事や行事、毎年繰り返されるようなことなどをページの欄外や予定表などにペンの色を変えて書き加えておきます。そうすると、時期が来る前に、前もって準備出来ます。

 WEEK欄の左側、日付が入った欄には日記代わりにその日の天気とかあったことなどを時間軸に沿って書き込んでいます。これが来年の手帳作りのベースになるのですが、最近はあまり変化が無いのでただの日記メモになっているだけですね。

 私は他にパソコンで日記を付けているのですが、よく付け忘れます。昨日のことならともかく4.5日前になるとさっぱり思い出せなくて、そういうときこの手帳が役立ちます。

 右の広いメモ欄は、あまり生かし切れていなかったので、最近は畑の予定や結果などを書き込むようにしています。いつ頃土作りをしたか、種を蒔いたか、追肥、成長や収穫の具合など。

 暇を見て手帳を見るようにしているので、こうしておくと忘れません。畑仕事はお天気次第、毎年違いますが、まめに付けておけば翌年以降の参考にはなります。

 

 来年の手帳です。今年は早く買いすぎてしまい一瞬何処にしまったか忘れて慌てたのですが、ちゃんと机の引き出しにしまってありました。11月末か12月初めに去年あったこと、毎年のルーティンなどを今年の手帳から来年の手帳に書き写して、12月途中からは来年用の手帳を使っています。

 この手帳の良いところは住所録は別冊になっていて、取り外しできます。それで毎年古い住所録を使い回せたのですが、スマホを使うようになって住所録そのものを使わなくなりました。

 ただ、住所録の他に罫線の入ったメモページがあるので、そこだけ切り離して使っています。職場での物覚え、滅多に無いことや使わない機器の操作、忘れてはいけない重要な事柄などを記し、毎年新しい手帳に挟んで使い回しています。

 ほとんどが入った頃覚えさせられた重要なことなのですが、さすがに会社が変わったり、10年以上も経つと方針や機器も入れ替わり陳腐化してきました。

 それで、今年は古い物を外し、新しい住所録のメモ欄に比較的新しい情報や新しい機器の操作手順など、覚えておかなければいけないことなどを更新しました。10年一昔と言いますが、これもまた時を感じさせられる出来事でした。

 なぜか去年の手帳が見当たりません。

 二年あまり前、職場が急に無くなって失業する事がありました。その時ちょうど9月で書店にはすでに来年の手帳が並びだした時でした。職場を去るとき、私はちょっとやけになってロッカーにあるものを皆捨ててしまい、ずっと買い続けていた手帳ももう買う事はなくなったと思ったものでした。

 縁があって、会社は違いますが同じ仕事に就けるようになって、その年もその次の年もそして、自分ではひとつの区切りになると思っていた65歳を過ぎた今年も、またこうしていつもの能率手帳「1111」を買う事が出来ました。

 いつまでも働かなければいけないしんどさもありあますが、あの時のことを思うと、やはりありがたいと思うべきなんだろうなと思います。


 晩秋のある日、山へ行ったらたくさん野鳥に出会いました。

シジュウカラ

メジロ

ジョウビタキの♀

コゲラ

エナガ


 Bで始まる今日のアーチストは、あまりにも有名なBill Evans(ビル・エヴァンズ)です。その中でも私のお気に入りMy Foolish Heart(マイ・フーリッシュ・ハート)を選びました。