8月も下旬、夏もそろそろ終わりに近づいているはずなのですが、昨日は35度越え、夜になっても29度という寝苦しさ、今日も昨日より少しましなだけで蒸し暑さに変わりはありません。

 今年は土用があまり暑くなかったと思ったら、今頃ひと月遅れで土用がやってきたようなものです。ひと夏を過ごしてそろそろ朝晩くらいは涼しくなって欲しいと思うこの時期に、この暑さは堪えます。

 7月、8月と忙しかった仕事もやっと人が充足して少しゆっくり出来るようになってきました。また休耕地の草が伸びてきたので草刈でもしようと思っていましたが、この暑さです。回避しました。





 そんな中、2年前に買ったデリカD2が車検を迎える事になりました。車検、いつもなら迷うこと無く同級生が経営する自動車店に頼むのですが、今回は考えるところがあってちょっと変えてみることにしました。

 しかし、いざ別の所となるとどこに頼んで良いものかわかりません。一軒で見積もりを頼みましたが丁寧に見てくれたのか一時間半以上待たされました。肝心の見積額もそう安くありませんでした。

 そうこうするうち車検時期が近づいてきたので三菱のディーラーへ行ってみました。簡単にと頼んだので30分ほどで見積もりが出ました。見積額はほぼ同じでした。多少値引きもあると言うことでしたし安心感もあって、ディーラーに頼むことにしました。





 車を預けて、代わりに貸し出してくれた代車がこちらです。三菱ekスペースカスタムです。同級生のところだとボロボロの軽自動車でしたが、こちらは同じ軽自動車でもピカピカの最新型でした。

 最近の軽自動車は装備が豪勢ですね。エアコン操作パネルはダッシュボード下にあって、タッチパネル式です。天井には後席用のエアコン吹き出し口がありました。私のデリカD2には無い装備なので、家族には好評でした。

 オプションかも知れませんが、カーナビはDVDもTVも見られますし、スマホなどもUSB接続も出来るようになっていました。私のデリカD2にはいずれも無い装備、USB接続は後付けしました。

 バックカメラが表示されないと思ったら、ルームミラーの左半分に液晶で映し出されました。至れり尽くせりと言ったところです。

 たいしたこと無いのですが、便利だなと思ったのがドアミラーの開閉です。キーレスエントリーでロックするとドアミラーが閉じ、解除するとドアミラーが開きます。職場の駐車場狭いのでこれがあるといちいち操作しなくて良いのでいいなぁと思いました。

 ただ、さすがに軽自動車、ディーラーを出て国道の流れに乗ろうとすると、アクセルを踏んでもすぐに後続車に追いつかれました。エアコンを使っているせいもあって、坂道ではアクセルをかなり強めに踏む必要がありました。

 それ以外は、コロコロとよく転がって何ら不便は感じません。室内は軽自動車の規格で巾は狭いですが、高さがあるので狭さは感じません。五歳になる孫はジイジの車が変わったので珍しがって乗りたがり、乗ると広いと言ってました。

 一人で乗る分には十分な気がします。軽自動車なので駐車場へのアクセスも楽です。同乗した妻はシートがやや固いと言ってましたが。




 三菱デリカD2は排気量1200ccです。元々はスズキのソリオのOEMで、三菱のマーク以外ほとんど変わりがありません。3年落ち中古で買ったので、今回が二度目の車検です。

 今まで古くても1800ccクラスの車を乗り続けていたので、1200ccのデリカD2には少し乗り心地や加速性に物足りなさを感じていました。

 車検を終えてデリカD2がディーラーの入り口に配車されました。色といいスタイルといい、地味で見慣れたスタイルは当たり前ですが変わり映えしません。

 しかし、たった2日なのに運転席に座るとなんとも言えない安心感に包まれ思わず笑みがこぼれました。高い着座位置と見晴らしは私の好みです。なんのためらいも無く慣れた操作でエンジンをかけ、シフトレバーをDに入れます。

 今まで少し薄くて固いと思っていたシートも代車の軽自動車のあとから乗ると、不思議なものゆったりしてクッションも十分に思えます。タッチパネルではありませんが、エアコンスイッチを押して出発です。

 ディーラーから国道に出て、軽くアクセルを踏んだだけで軽々と流れに乗ります。少し走って、次の交差点手前でブレーキを踏み、慣れたハンドル操作で左折します。

 デフォルトになっていたオーディオを操作して、USB接続してあるMP3プレーヤーの音楽をかけました。ボリュームを上げるといい音がします。カール・パーキンスのピアノが車内で弾んでいました。

 2年経って、デリカD2ようやく我が愛車になったような気がしました。



(写真は、二年前、購入時に撮ったものの使い回しです)



 今日のCは誰にしようかと思っていたら、記事でカール・パーキンスを取り上げていたのでした。それで今夜はピアニストCarl Perkins(カール・パーキンス)です。同性同名のロカビリー・ミュージシャンがいます。
 JAZZピアニストのカール・パーキンスを知ったのは、The Art of Pepper vol.1でした。ペッパーのアルトサックスもさることながら、バックのピアノの音に惹かれました。音に芯があってしかもノリがよいのです。
 調べると彼は幼い頃ポリオに掛かって左手が不自由だったそうですが、それを乗り越えて独特のピアノタッチを生み出したのだそうです。ただ、彼は29歳で交通事故で亡くなっているので、リーダーアルバムはほとんどありません。地味ながら私のお気に入りのジャズミュージシャンの一人です。