所用があって、約2年ぶりに京都へ行って来ました。コロナが始まって以来、県外に出るのも初めてです。翌日は寒波到来の予報が出ていましたが、その日は少し冷たい風が吹く晴れたり曇ったりの日でした。

 地下鉄市役所前で降りたので、ついでに以前時々利用していた中古ジャズレコード店を覗いてみることにしました。市役所近くの雑居ビルの二階、狭い階段を上がった所にあるその店の入り口には、7月で閉店お知らせの貼紙がしてありました。



 「蕎麦ぼうろ」でおなじみの河道屋の本店です。市役所から御池通を渡って麩屋町通りや富小路通りをスマホのカメラで気ままに撮って歩きました。


 風情のある町屋が並んでいると思ったら、その向こうに古ぼけたビル、そして高層マンションです。京都もどこの街にもある風景に浸食されつつあるようです。


 何屋さんだったか、洋品店だったと思います。古風な佇まいを現代風にアレンジしておしゃれです。町屋を現代風に直したこういうお店増えています。


 ここは昔ながらの佇まい、何屋さんだったか忘れましたが入り口に「ぜんざい」と書かれています。


 狭い間口のお店が並ぶ中で、ひときわ目立っていました。私と同じようにスマホのカメラを向けている観光客がいました。


 ここは普通のお宅だと思います。懐かしく思えて撮りました。私たちの街道は京都の影響を色濃く受けていて、昔はこういう軒先のお宅がたくさんありました。


 ここも懐かしく思える店先です。古いショウウインドウには扇子が一つあるだけの潔さです。


 お昼御飯を食べたところです。ハンバーグは柔らかくておいしかったけれど少し小さく感じたのは、ファミレスのハンバーグに慣れているからでしょうか。

 そのあと、このお店でコーヒーを飲んで一休みしました。店内には古い映画音楽が流れていて、昔ながらの落ち着いた雰囲気の喫茶店でした。


 本日の目的地はこちらです。ナビで探して目の前を通っているのにしばらく気づけませんでした。Maker’s Watch knot京都ギャラリーショップです。店内にある日本製の時計とベルトを自由に組合わせてお好みの一品が選べるお店です。

 今年の夏、弟が古稀の祝いにこちらの時計購入チケットを贈ってくれました。県内には該当するお店が無く京都まで行かなくてはいけなかったのですが、7月、8月はコロナパンデミックの度最中でした。

 ようやくコロナも落ち着いて来たかなと思えた12月、プレゼントチケットの有効期限も12月末というぎりぎりでした。


 無事、時計を選んで、その後は寺町京極、新京極などを軽く流して歩き、三条大橋に出てみました。橋の上から北山の方です。意外と空がきれいでした。


 鴨川縁を歩いている人は、このあと振り返って三条大橋を撮っていました。


 高瀬川が流れる木屋町です。木屋町の入り口ではおまわりさんが三名ほど立っていました。


 木屋町も先斗町も夜はなかなか一人では歩けない気がしますが、昼間なら大丈夫です。狭い路地をもの珍しげに、左右の店先を眺めて行きました。


 京都もすっかりジャズ喫茶が無くなってしまいました。こちらはウイスキーとジャズのジャズバーです。もちろんこの時間はまだ開いていませんし、夜でも入るのは勇気が要りそうです。


 路地の左右のお店はまだこの時間どこも開いていなくて、店先には「準備中」の札と違って、京都らしく「支度中」の札が掛かっていました。



 先斗町の路地の終わりにある歌舞練習場です。コロナでお休みなのか貼紙がたくさん貼られていました。




 坂本龍馬がいた部屋があるそうで、展示中となっていました。京都を歩いていると街角のあちこちに新鮮組とか池田屋とか歴史に縁のある場所の看板や石碑が建っています。

 三条から四条まで歩きました。四条大橋、中央に見えるのが南座です。このあと、高島屋に寄ってちょっとしたお土産を買って帰途につきました。

 久しぶりに行った京都の街はやはり以前と比べると少し人出が少なく感じられました。多分、外国の方がいないせいではないかと思います。

 他にもまだまだ行きたい所はあったのですが、今回は十分歩いた気がしました。京都を堪能出来たと思います。


 今夜のSStan Getz(スタン・ゲッツ)です。村上春樹氏は何かの本で彼のことをお気に入りのジャズメンにあげていたように思います。明日は雪の予報が出ていますが、曲はHere's That Rainy Dayです。