今年の梅雨は前半空梅雨気味でしたが後半になって毎日のように雨が降りました。気温も低くていつものこの時期にしては過ごしやすかったのですが、わずかでも農作物に関わっている身としては日照不足や低温障害が気になるところでした。
今日になってやっと安定した晴れ間を見ることができました。青空にたくさんの白い雲が浮かんでいて、汗ばむ陽気でした。まだ梅雨が明けには少し光りが弱い気がしますが時期的にはそろそろではないでしょうか。南の海にいる台風が気に掛かります。
気温の低い日が続いていたせいで、庭のアジサイがまだ保っていましたが今日の晴れ間で一気に劣化が進みました。畑はこの長雨でスイカがやや心配です。トマト、おかげさまで今年は尻がれ病が出ていないと思っていたら、この虫が今年も現れました。タバコガです。今のところ被害は一本の木だけですが、大きくなりかけの実7・8個処分しました。
さて、今週も何も用意できていなかったので、「そらへいの音楽館」の下書き記事からあまり手を加えなくても良さそうなものを選び出してみました。
以下案内するレコードジャケットは、私のレコードライブラリーからのものです。長年、レコードを買い集めていると時々間違えて同じタイトルを買ってしまったりすることがあります。すでに所有していることを失念していたり・・・その理由と言うか言い訳は様々なのですが。
こちらはArt PepperのGettin’ Together!です。同じレコードなのですがジャケットデザインが少し違います。右ジャケットには上部に帯が入ってSTEREOの文字とレーベル名が大きく表記されています。写真の扱いも少し違いますね。
では左のジャケットはSTEREOの表記がないのでモノラル盤かというと、こちらもステレオ盤です。ジャケットを子細に見るとSTEREOの文字を見つけることができます。
どちらがオリジナルなのか分かりませんが、私が持っているのはどちらも国内盤です。左側はキングレコードで1974年発売、右側はライナーノートにワーナーパイオニアの表記があり、1982年アート・ペッパー追悼名盤シリーズとして発売されたうちの一枚です。
コンテンポラリーレコードにはこういうことがままあるようで、以前何かでソニー・ロリンズの「ウェイ・アウト・ウエスト」のジャケットの違いについて述べてある記事を読んだことがあります。
同じくアート・ペッパーです。ジャケットのデザインは一緒ですが、色が微妙に違いますしvol.1、vol.2の表記が決定的に違いますね。こちらはちゃんと認識して揃えたのですが、長い間、vol.2の存在を知らずvol.1のみ愛聴していました。
ケニー・バレルの「ブルーライト」です。このジャケットをレコード棚で見つけたときは、またやってしまったと思いましたね。しかし、よく見るとジャケット中央、ブルーノートのマークの近くにvol.1とvol.2の表記がありました。ちゃんと認識して買っていたのにそのことすら忘れていたのですね。
これは全く別のジャケットに見えますが実はタイトルが一緒です。ジャケット違い、ジャズではよくあることですが、タイトル名ではなくジャケットの絵柄で覚えているとこういうことになります。
ただ、このレコードの場合偶然なのですが左がMONO盤、右がSTEREO盤でした。だぶっていても救われる気がします。ジャケット違いのMONO盤とSTEREO盤を所有しているなんて、なんだかマニアックに見えますね。
左のMONO盤が1986年発売、右のSTEREO盤が1974年発売と、順序が逆ですが時代の要請を反映しているのだと思います。
1970年代は何でもSTEREOがもてはやされていました。あげくは4チャンネルまで騒がれましたが、時代が落ち着くとテクノロジーより、オリジナルに近い形が見直されるようになったのでしょうね。
わずかな例でしたが、レコードジャケット、こういう楽しみもありますね。
今日は本日紹介のレコードGettin`Togetherからおなじみの「朝日のごとく爽やかに」です。
マイルス・デイビスのリズム隊との組み合わせ第二弾で1960年録音です。前作のmeets The Rhythm Sectionより全体的にリラックスした演奏が楽しめます。