ヒガンバナはもうすっかり枯れてしまって、今では畦に長い茎だけがあちこち向いて残っています。野にヒガンバナの赤い色が広がっているお彼岸の終わりの頃、いつもの裏山に行ってきました。

 久し振りの裏山、低いようでも上りの連続、けっこう堪えました。以前はこんなことはなかったのになどと思いながら、目に付く物をカメラで撮りながら上がっていきました。

 9月の裏山は秋がまだ始まったばかりと言うところでした。そんな中でいろいろな種類のキノコが目立っていました。期待していた野鳥は行きと帰りにエナガの群れが迎えてくれただけでした。

 それから10日後、再び裏山に登りました。やはり坂道はしんどかったですが、この前よりはましに思えました。裏山はこの10日の間にわずかに秋を進めていました。


 裏山の麓、野に広がる野菊の群れを撮りました。しかし撮った写真を見たら平凡でちっとも面白くありません。で、いつもの一輪だけのクローズアップにしました。まだ朝露がわずかに残っています。

 水辺に咲くミゾソバ、ママコノシリヌグイとかよく似た花が他にもあるのですが私はいつもミゾソバで通しています。

 紅葉を始めた木に朝日が当たっていました。

 山の奥へ入っていきます。

 この前に比べるとキノコは少なくてしかももう峠を過ぎていました。あのキノコたちは鳥や動物たちの餌になったのでしょうか。




 木漏れ日の山道を進みます。このあたりの道は足に優しく坂は緩やかです。




 苔のような緑が坂道を一面に覆っていました。なんという植物なんでしょうね。




 小さな滝が見えてきました。

 滝の横に回り込みます。

 滝の上から撮ったところです。この間の雨で増水しています。小さな滝ですが、岩が濡れていて少し怖かったです。とくにこの前のめまいにあってから高いところに不安を感じます。



おとぎ話に出てきそうな可愛いキノコ

 山には赤い実がたくさんあります。小さな実、鳥が好みそうです。

 ノリウツギ?花はもう枯れているのに落ちません。

 この日唯一の鳥果がこんなものです。エゾビタキでしょうか。

 ソヨゴ、サルトリイバラ迷います。

 時折曇るお天気でしたが、紅葉し始めた木に午前の日が当たると輝いて綺麗でした。

 ヤマハゼの実だと思います。もう少し秋が進むと黒くなります。



 イタドリ

 裏山の至る所にウラジロが群生しています。以前は暮れになると正月の飾りに取りに来ていましたが、最近はしめ縄と一緒になったのをスーパーで求めてしまいます。

 何の実でしょう。不思議な形をしています。


 サンザシの実に似ていますがノイバラにも見えます。

 青紫の実もいくつか種類があって判定しかねます。

 なんの実かまったくわかりません。秋は、花の時期が終わっていろいろな木々で実を結びます。


 上り道に比べると帰りは楽です。お昼が近づいていたので少し急ぎ足で降りていくと、カマキリに出会いました。私がカメラを構えると逃げ惑ったのですが、あきらめたのか急に動かなくなったのでゆっくり撮ることが出来ました。



 今日のOOrnette Coleman(オーネット・コールマン)です。実は若い頃からあまり聞いていません。秋の夜長、たまにはオーネット・コールマン良いかも知れません。曲はLonely Womanです。