桜が散って3週間 [日々]
写真は近江八幡市にある八幡堀です。他に何枚か写真を撮って用意していたのですが、なんとなく気分が盛り上がらずサボっていたら、あっという間に三週間が経ってしまいました。明日から世間はもうゴールデンウィークです。
上の写真を撮った三日前の4月2日、桜の季節にcafelamamaさんが永眠されました。一昨年、胃がんの手術をされて無事復帰され、その後、車の免許を取られたり新しい仕事をされていると聞いていたので安心していました。一方気力の減退や味覚障害の辛さを訴えておられたことが気がかりでもありました。
そして復帰されて約1年後の去年の9月、「万事快調」というタイトルを持ってブログの更新を中断されました。それでも拙ブログにコメントやniceはいただけていたのですが、やがてコメントがなくなりついにはniceさえもなくなってしまいました。
今から思うと、苦しい状況の中でもパソコンに向かって、我がブログを読んでいただき、暖かいコメントやniceをいただいていたのだと頭の下がる思いです。
so-netのブログ内でも、cafelamamaさんの死を悼む記事をあちこちで見かけました。その暖かい人柄と才能には多くのファンの方がおられたようです。もちろん、私もその一人だったのですが。
才人であったので、たくさんのブログを立ち上げておられましたが、私はその中で三つのブログとお付き合いさせいただいていました。一つは「大人は判ってくれない」というタイトルの映画評の記事で構成されたブログです。ここで「ニューシネマパラダイス」を教えていただきました。
もっとも頻繁に行き来させていただいたのは、病気になられるまで楽しみにいそしんでおられた野菜作りをテーマにした「人生は時々晴れ」だったかも知れません。私の方が少しだけ畑の経験があったのですが、出来映えの方はいつも負けておりました。
その要因は土作りからのこだわりと野菜作りに対する真摯な態度にあったのではないかと思います。あの整然とした綺麗な畑は、今は奥さんに受け継がれているのでしょうか。
更新を楽しみにしていたのは、やはりメインの「横浜ホンキートンク・ブルース」でした。そう頻繁に更新されなかったのですが、されるといつもクォリティの高い内容と文章に感心させられました。
弟さんの記事によると、これらのブログは残されるそうなので、また折に触れ読み直していきたいなと思っています。
ぱっと咲いて、花の季節に散って行かれました。私はブログでの短い間のお付き合いでしたが、いつか私もあの世にお邪魔する身、向こうではお顔を拝見して、映画や音楽、畑の話などを存分にお喋りしたいなと思います。
cafelamamaさんの逝去に引き続き、熊本ではまた大きな災害がありました。別にだからといって私ごときのブログを自粛しても仕方ないのですが、なんとなくモチベーションが上がりませんでした。
あれから2週間、地震、津波、水害、繰り返される避難所の光景を見るにつけ、またいろいろな不足、あるいは物資配備の不備などの報道を聞くにつけ、防災相などと大げさな組織を作っても機能しないと意味がないので、小さな組織で災害時のエキスパートを養成して待機させておくことは出来ないものなのでしょうか。
今日は一日、雨が降ったり止んだりのお天気、気温もひんやり低めでした。やぶの影で今年もひっそりとシャガが咲いていました。