So-net無料ブログ作成

お出かけの続きはグレン・ミラーオーケストラ [音楽]

 1月も下旬に入ったというのに今日は去年の11月の話です。前々回でしたか大津へお出かけしたときの続きがそのままになっていました。

1-IMG_20191124_140520-001.jpg
 11月24日の日曜日、大津市民会館へグレン・ミラーオーケストラを聞きに行ってきました。11月はダイアナ・クラールのコンサートに行ったばかりだったのでずいぶん迷いました。公演一週間ほど前にチケット状況を見たら、ちょうど真ん中の席がひとつだけ空いていたので思い切って申し込みました。

1-1-DSC_1617-001.JPG
 大津市民会館はフェスティバルホールなどと比べると地味で建物もずいぶんくたびれて見えます。おそらく入るのは初めてと思うのですが、ひょっとしたら高校生の頃、学校の催しなどで来ていたかも知れません。

 コンサートとは別の市民の催しなどもあるせいか、日曜日の午後の市民会館の狭い入り口ロビーは高齢者でごった返していました。

1-IMG_20191124_140600-001.jpg
 ホールは入り口を入って右手の階段を上がります。その前に左手にあるトイレで用を足しておこうとそちらに向かう途中、見たことがある彫塑があって思わず見上げました。高校時代お世話になったY先生の作品でした。

 私はその頃美術部に属していて同じ彫塑をY先生から学んでいました。この作品は私が美術部に属していたときに先生が制作されていたのでよく覚えています。モデルは同じ美術部のI先輩でした。もうお二人とも亡くなってしまいました。

1-IMG_20191124_141505-001.jpg
 ホールは客席1300ほどのこじんまりしたものでした。椅子もかなりくたびれていてお尻が痛くなりそうなものでした。

 入り口の混雑からして会場は高齢者が多いように思いました。しかし席に座って見回してみると案外若い方たちの姿もありました。私の席の両側も20歳代の男性でした。

 14時半、さて始まりです。右手から制服姿の楽団員が並んで出場してきました。あれ、制服は揃っているけれど小さいなと思っていると、なんと彼らは小学生のブラスバンドでした。

 グレン・ミラーオーケストラの公演に先立って、地元の小学生と大人のブラスバンドの演奏が30分もありました。都会の立派なホールではなく、地方の小さな会場で催されるコンサートです。GMOが地元ブラスバンドへの支援などでこういうことがあるんでしょうね。

 従って開演前に撮ったお決まりのステージの写真は、アマチュアバンドのステージのものでした。演奏の最後は大人と子供の混成ブラスバンドにグレン・ミラー楽団員が三名加わって「ムーンナイト・セレナーデ」が演奏されました。

 彼らの演奏が終わってしばらく休憩がありました。幕の向こうではステージ準備の音がしていました。午後3時、いよいよ待ちに待ったグレン・ミラー楽団のステージ開幕です。

1-img244.jpg
 (実際に写真は撮れないので、写真はパンフレットから拝借しました)

 幕が上がると背景は鮮やかなブルーにGMOのマークが浮かび上がって、それまでのアマチュアバンドの地味なステージとは対象的な華やかさでした。

 ブルーの背景に金色のGMOのマークがきらめいている様子がMG映画のオープニングに似ていたせいか、近くの女性から映画見たいと言う声が上がってました。

 楽団員の制服ジャケットは写真と違って落ち着いたブルーだったと思います。オープニングはもちろん「ムーンライトセレナーデ」です。誰もが知っているこの曲、聴いただけで浮き立ってくるものがあります。

 中央一人スーツ姿の男性はニック・ヒルシャーです。テンポの良い指揮と司会進行で、「タキーシード・ジャンクション」などおなじみの曲が次々と演奏されていきます。

 テナーやトランペット、トロンボーン奏者がステージ中央に出て来てソロを取ります。ビッグバンドおなじみの風景、そのたびにニックがメンバー紹介します。

 この人は指揮とメンバー紹介、司会をする人だと思っていたら、なんと4曲目「ディス・タイム・ザ・ドリームズ・オン・ミー」で突然歌い出したので驚きました。それがまた低いけれどよく通る声でテンポも良いのです。

1-img246.jpg
 彼は時々日本語を交えて司会をしていました。日本語が出来ると言うより丸暗記の日本語でしたがサービス精神は旺盛です。しかし、それ以外はもの凄い早口の英語でした。それがまた音楽にマッチしてとてもかっこよかったのです。

 その後、「ノーバディ・エルス・バット・ミー」で今度は女性ボーカリストのが左袖から登場しました。背が高くて綺麗な人でした。

1-img247.jpg 
 声もよく出ていてビッグバンドに負けていませんでしたね。ただ高くよく伸びる声を強調しすぎる歌い方は最後の方ではちょっと退屈してしまいました。


 私は若い頃はピアノトリオやカルテット、クインテットと言った小編成のモダンジャズからジャズに入ったので、ビッグバンド中心のスウィングジャズはあまり聴いていませんでした。

 と言うか、その頃ジャズを聴くのはジャズ喫茶で沈思黙考して聞くような哲学的?スタイルが流行っていました。スイングジャズなどエンタテインメント色濃いジャズは邪道という雰囲気が少なくとも私の中にはありました。

 それでもカウント・ベイシーやアール・ハインズ、メル・ルイス&サド・ジョーンズオーケストラが来日した時は聞きに行っていました。それぞれ楽しく素晴らしい公演だったのですが、本当の楽しさを知らなかった気がします。エンタテインメント色濃いジャズというフィルターが邪魔していたのだと思います。

 それが数年前、京都北山で開かれたアロージャズという日本のビッグバンドのコンサートに行って、その時ゲスト出演していたスェーデンのトランペッター、ペーター・アスプルンドの影響などもあって、ビッグバンドの楽しさをはじめて知ったような気がしました。

1-img245.jpg

 グレン・ミラーオーケストラはもちろんかの有名トロンボーン奏者、作曲家兼指揮者のグレン・ミラーが創設した楽団です。グレン・ミラーは戦時中に飛行機で行方不明になっているので今の楽団はその意志を継いでその頃のヒット曲を再演している楽団になります。

 そのため演奏スタイルも洗練されていて隙の無い完成されたものです。演奏中トランペットやテナー、トロンボーンのソロが挟まれますがモダンジャズファンとしては短すぎて物足りないくらいです。

 また、このバンドではピアノとベースにソロ演奏はなくて、終始リズム楽器に徹していたのが印象的でした。ビッグバンドならではだと思います。

 トロンボーンやトランペットのセクションがいっせいに立ち上がって演奏する姿はいつ見てもかっこいいものです。ときおり帽子のような形の消音器を操作してユーモアを交えます。

 パンフレットにはグループボーカル:ムーンナイト・セレナーダーと記されていますが別にそういう名前のグループが参加したわけではありません。テナーやトランペットやトロンボーンの奏者が前に出てきてコーラスに参加していました。

 ビッグバンド演奏は理屈抜きに楽しめるところがいいですね。快適なテンポ、いっせいに奏でられるホーン楽器の大音量、こちらの気分を否応にも盛り上げてくれます。多少鬱屈した気分で行ってもすっきりした気分にしてくれる気がします。

1-img242.jpg
 グレン・ミラーオーケストラ、毎年来日していて今年も来日が決っているようです。

 最後の方で「イン・ザ・ムード」が演奏されると、何か応援歌を聴いているような気分の高揚を覚えてしまいました。

 地元のブラスバンドの演奏などがあったり、通常の公演より長い休憩時間があったりで14時半に始まった公演が終わったのは17時半でした。3時間、案の定お尻が痛くなりました。

 冬至までまだ一月近くあると言うのに外はもう真っ暗でした。帰りは京阪島ノ関駅を利用しないで、大津駅までの坂道を歩きました。広く静かな舗道に店の明かりがほとんどありません。歩いているのは同じコンサートの帰り客ばかりでした。 

 


nice!(43)  コメント(18) 

リベンジ、ダイアナ・クラール [音楽]

1-img240.jpg

 ダイアナ・クラール、三年ぶりの来日コンサートに行ってきました。前回、2016年のコンサートも行ったのですが、その詳細はこちらです。

 前回の会場はグランキューブ大阪でした。縦に細長い客席で私の席は後ろから数えて数列目という悪条件でした。おまけにその日のダイアナ・クラールは風邪気味で歌の途中で咳が出てしまうくらい調子が悪かったのです。

1-IMG_20191113_175232.jpg

 東京、石川、広島と渡って大阪公演はツアー最終日でした。会場は中之島にあるフェスティバルホールです。場所に文句はありません。ダイアナもトークでビューティフルホールと2度言っていたような気がします。

 しかも今回の私の席は前から8列目と言う好位置でした。ステージに向かってやや右寄りでしたが、前席の客の後ろ姿を一切気にすることなくピアノを弾きながら歌うダイアナ・クラールをほぼ正面に見ることが出来ました。

1-IMG_20191113_184019.jpg

 写真撮影は禁止ですが、公演が始まる前ならとスマホのカメラで急いで撮りました。それでも前に立っているスタッフに中止されている人がいました。

 開演前のステージではドラムの横でアンソニー・ウィルソンがギターのチューニングをしていました。残念ながら遠いのと暗いのとスマホのカメラのせいでピンボケです。

 開演10分ほど遅れてバンドのメンバーが登場、一番最後にダイアナ・クラールです。前回では、スラックスとカジュアルなファッションだったダイアナ・クラール、今回は白地に赤い花柄があしらわれたドレスで登場、大柄な彼女をいっそう際立たせていました。

1-ダイアナ・クラール 20191113_191114_0003_0.jpg ピアノの前に腰掛けたダイアナ・クラールは長い髪をやや神経質に何度かかき上げて演奏を始めました。低く伸びのある声が放たれた時、一聴しただけで前回とは全然違うのがわかりました。

 これが本来のダイアナ・クラールの声なんだと思いました。しかも会場はフェスティバルホール、私の席は前から8番目、悪いはずがありません。前回のリベンジを期すかのようにダイアナ・クラールの太く低い声が朗々と会場に響き渡っていました。

 前回もギターはアンソニー・ウィルソンでした。テクニックもあって味わいのあるギタリストですね。ベースは、ウィントン・マリサリスなどとも共演したことがあるベテランのロバート・ハースト、久し振りにジャズベースを聞いた気がしました。たくましいソロを聴かせてくれたドラマーは三年前と同じカリーム・リギンスです。

 今回は声の調子がよいせいか、じっくり聴かせるバラードが多く、素晴らしかったですね。実力を存分に発揮していました。その歌唱に凄みを感じるほどでした。油が乗りきっていると言う印象です。

 前回ではピアノを離れて一人ステージ中央で歌うシーンもありましたが、今回はピアノから離れず歌う時はピアノの上のマイクを引き寄せ、ピアノ演奏に入るときはマイクを離していました。

1-img241.jpg また、バックが参加せずダイアナ・クラールの歌とピアノだけの曲は今回一曲だけでした。曲名がわかりませんでしたがバラードで、情感の籠もった迫力ある歌い振りは見事、背筋にぞっくと来る瞬間がありました。 

 演奏された曲、聞いたことがあるかなと思える曲が数曲でした。ネット情報では他の会場でCry Me A Riverを歌ったそうですが、大阪会場では聞くことが出来なかったのは残念でした。

 アンコールの曲を除くと曲名がわかったのは「レッツ・フォーリン・ラブ」だけでした。曲の間に彼女がするトークはわずかな単語しか聞き取れず、ナット・キング・コールと言ったことがあったのでおそらく彼にちなんだ曲を歌ったのだと思います。 

 今回は前回よりジャズっていたように感じたのは、編成がクインテットだったせいもあるかも知れません。ダイアナのピアノとボーカル、そしてアンソニー・ウィルソンのギターソロ、ボーイングまで披露したベースソロとドラムソロ、4人の絶妙な間合いと掛け合い、ダイアナを中心にしたクインテットが心地良い緊張感の中で魅力を発揮いていたように思います。


 アンコールは2曲、CDでもよく聞くことがある「ザ・ルック・オブ・ラブ」とジャズのスタンダード「ス・ワンダフル」でした。

 終始万雷の拍手と大歓声でした。最後にステージで彼女を中心にクインテットが並んで挨拶をするとたくさんの花束が持ち寄られました。その間隙を縫って写真を撮っている人がいて、私もスマホを持ち出したのですが馬鹿正直に電源を切っていたのでチャンスを逃してしまいました。

1-ダイアナ・クラール 20191113_191114_0001.jpg

 演奏の興奮が終わって帰り支度を始めている観客、ステージ上ではスタッフが後片付けを始めています。満足感と心地良い疲労感に抱かれながら帰り道に着きました。

1-IMG_20191113_182640_BURST001_COVER.jpg



 今日はの項目を無視して、やはりDiana Krallです。曲はアンコールでも演奏されたLook Of Love



nice!(40)  コメント(20) 
共通テーマ:音楽

「君と歩いた青春2018」に行って(2) [音楽]

DSC_0549.JPG 

 オープニングは出演者全員でジローズの「戦争を知らない子供たち」の合唱で始まりました。この日の出演者は、伊勢正三、イルカ、南こうせつ、杉田二郞、堀内孝雄、尾崎亜美、太田裕美の面々、他にスペシャルゲストとかシークレットゲストと呼ばれるクレジットされていない出演者がこの日は3名ありました。

 オープニングに続いて、杉田二郞が去年12月に亡くなったはしだのりひこの「風」を歌いました。その翌日2017年12月3日にあった「徹子の部屋コンサート」で南こうせつがしみじみと歌ったことを思い出してしまいました。

 次は尾崎亜美だったでしょうか。ついこの間のことなのに、もう出演順や歌われた曲目がはっきりと思い出せません。

 尾崎亜美の名前は知っていましたが、歌は知りませんでした。ピアノを前に「オリビアを聴きながら」を歌い始めて、ああこの歌の人だったのかと思った次第です。

 しかし、あとで調べるとこの歌を歌ってヒットを飛ばしたのは杏里で、尾崎亜美は作詞作曲だそうです。1978年ヒットと言うことでぎりぎり70年代の曲ですね。私は80年代初めかと思っていました。




 次は妻がお待ちかねの伊勢正三だったかな。ギターを抱えて「22歳の別れ」を情感たっぷりに歌いました。歌はいまいちだけどギターは上手と妻は言います。

 この歌がヒットしたのは1975年だそうです。「かぐや姫」の曲とばかり思っていましたが、正確には「風」というグループでその一人が伊勢正三だったそうです。この辺の所さすが妻は詳しかったです。

 私は南こうせつはともかく伊勢正三をあまり知りませんでした。その理由の一つに彼があまりテレビに露出していなかったからだと思います。なんと私と同い年でした。

 妻もファンの一人ですが、伊勢正三人ってかなり人気があるのですね。あちらこちらから「しょうやん」と声が上がっていました。この「君と歩いた青春」は彼のプロデュースによるものだそうです。



 堀内孝雄はこの日の出演者の中では、唯一の大阪人で大阪で開かれるのコンサートには確かにぴったりな気がしました。大阪らしいノリのよいお喋りも上手です。ただ全体の中ではやや違和感のある存在に見えました。「遠くで汽笛を聴きながら」

 もっと違和感があると言えば、元アイドルだった太田裕美ですが、彼女の歌はなんとなくストーリーが感じられて他のアイドルとも違う気がします。ピアノ弾き語りもしますし歌もうまい。

 北海道の震災と彼女の持ち歌「9月の雨」のエピソードを喋っていたので、ああ今日は「木綿のハンカチーフ」ではないのだと思ったら、やはり「木綿のハンカチーフ」を歌ってくれました。懐かしかったですね。



 突然現れたのはシークレットゲストでした。誰かわからなかったのですが、「チューリップ」の姫野達也だそうです。若い頃は伊勢正三と同じくらい痩せていたそうですが、今はタッチと呼ばれるほどの変わりようだそうです。

 私はチューリップの名前は聞いたことがありますが構成員一人一人の名前までは知らないので、彼の変わり様もわかりませんでした。「心の旅」

 スペシャルゲストの押尾コータローもクレジットされていない一人でした。ギターひとつで登場して何を歌うのかと思ったら、彼はギタリストなんですね。知りませんでした。ギター一本でラベルのボレロを演奏しました。圧巻です。

 後半の最初はイルカだったでしょうか。それまでイルカは場を盛り上げるために変な格好をして登場していましたが、やっとイルカらしいつなぎの出で立ちで登場、「なごり雪」と「雨の物語」じっくり聞かせてくれました。この二曲も作詞作曲は伊勢正三なんですね。

 

 いつまでも年齢不詳の感じがするイルカですが、もう中学生のお孫さんがいるのだとステージで喋っていました。


 南こうせつは最後の方だったと思います。いつものように「僕のお父さん」をステージ一杯走り回って歌いました。そしてにわかかぐや姫を再結成、伊勢正三と二人で「神田川」です。私の横に座る妻にちゃんと届いていたでしょうか。

 「神田川」は「22歳の別れ」より早い1973年に登場しているのですね。私の記憶では順序が逆でした。この歌が毎日のように街に流れていた頃、私はあまり良い思い出がありません。演奏の間、そんなことを思い出しているうちに歌は終わってしまいました。




 3時間あまりにも及ぶコンサートもいよいよクライマックス、お決まりのアンコールです。会場入り口で渡されたペンライトがここで登場です。照明を落とした客席でいっせいにオレンジ色のペンライトが揺れています。その様が顕微鏡の中のばい菌みたいだとイルカが言ってました。

 堀内孝雄熱唱のアリスの曲2曲が終わると最後の最後です。なんとなく「あの素晴らしい愛をもう一度」で終わってくれたらいいなと思っていたら、ここで特別ゲストの紹介がありました。

 白いスーツに身をこなした長身白髪の男性、北山修の登場です。もう70歳を超えているはずですが、相変わらず男前でかっこ良かったですね。

 私が高校生の時、「帰ってきた酔っ払い」で登場したフォーククルセイダーズも今や彼一人だけになってしまいました。彼の登場でラストの曲は「あの素晴らしい愛をもう一度」で間違いないものになりました。

 アンコールから観客は総立ちです。「あの素晴らしい愛をもう一度」の大合唱になりました。11000人以上が入った大阪城ホール、私と同世代の年配者たちで埋まっています。

 みんなと一緒に口ずさみながら、この光景を若い人が見たらどんな風に写るのだろうかとちょっと覚めた目であたりを見回していました。 

 


nice!(42)  コメント(21) 

「君と歩いた青春2018」に行って(1) [音楽]

img165-001.jpg

 先週の土曜日、大阪城ホールへ行ってきました。「君と歩いた青春2018」を聞きにです。

 ずっと私ばかりコンサートに行っているので、その罪滅ぼしに妻に行きたいコンサートを聞いたら、「かぐや姫」や「風」、イルカの歌を聞きたいというので探していてこのコンサートを見つけました。ただ去年は何か他の用事とぶつかって行けなかったのです。

 それでその代わりに、南こうせつが出る黒柳徹子の「徹子の部屋コンサート」や、「母の日のコンサート」に出かけたのですが、妻はやはり伊勢正三やイルカが聞きたいと言います。

 伊勢正三、イルカのコンサート、関東ではよくあるようなのですがなかなか関西まで足を伸ばしてくれません。結局一年後、遠回りしてようやく元の「君と歩いた青春」コンサートに行くことになりました。

 行ってみてはじめて知ったのですが、「君と歩いた青春」コンサート、なんと今回でもう10回目になるのだそうです。

 私はもちろん有名な「22歳の別れ」「神田川」「なごり雪」などは知っていますが他はあまり知りません。どちらかというと付き添い気分なのですが、密かに「木綿のハンカチーフ」の太田裕美を楽しみにしていました。


DSC_0548.JPG

 ずいぶん涼しくなった9月ですが、この日の大阪はまた暑くて30度近くあったのではないかと思います。開場まで一時間あまり早く着いたので、寝屋川沿いのベンチに腰掛けて景色を眺めたり、大阪城公園をぶらついたりしました。

DSC_0547.JPG
 大阪城ホールの横を流れる寝屋川。対岸はビルで囲まれています。その頭上を飛行機が飛び、水上にはいろいろな形の水上バスが何度も行き交っていました。

DSC_7820.JPG

 大阪城ホールからぐるっと回って、大阪城の麓まで来ました。大阪城、私は数年前同級生たちと上がっています。妻に入るか聞きましたが、もういいという返事。お城に繋がる橋を行き交う人たち、日傘を差したり短パンだったりで夏の出で立ちですね。

DSC_7821.JPG

 公園内をレトロなロードトレインが走っていました。内堀を金ぴかの御座船が航行しています。土曜の午後とあって、公演ではランニングしている人や野球を楽しむ人たちがいました。

 私たちは開演まで中途半端な時間しか無かったので、水上バスにもロードトレインにも乗らず、ただ暑い中を歩いただけでした。あまり暑く歩き疲れたので、妻はコンサート中に眠ってしまうかも知れないなどとこぼしていました。

DSC_7829.JPG お城の門の入り口脇で鷹を扱っている人たちがいました。鷹は懐いていて飛び立ちません。観光客がカメラを向けても平然としていました。

 ブラブラしているうち開場時間が過ぎ、開演時間30分前が近づいてきたので私たちは大阪城ホールに向かうことにしました。

DSC_7830.JPG

 ビルの下、木々の間から大阪城ホールの丸い銀色の屋根が見えます。

DSC_7834.JPG

 席はアリーナ席でした。しかも中央ど真ん中の席です。アリーナ席、初めての体験だったので行くまでは期待していたのですが、実際行ってみると思ったよりステージから遠く、しかも席が階段状になっていないのでステージは見にくかったですね。

 私の席の前の方が大柄な男性で閉口しました。しかもパイプ椅子のような補助椅子は長い間座っているとお尻が痛くなりました。

 ただ他の席に比べればステージに近く、ステージと同じ高さなので音は迫力がありましたね。久し振りのライブ、堪能しました。

 長くなりそうなので、続きは次週にします。


 「君と歩いた青春」というタイトルの曲があったのですね。この企画の始まった当初から太田裕美が歌い続けているそうで、この日も披露されていました。



nice!(56)  コメント(26) 

Song For My Father [音楽]

 台風で一息ついたかと思ったら、また酷暑に逆戻りです。それどころか今日は40度超え観測数が過去最多だったそうです。40度超えの地点があること自体驚きなのですが。

 暑くてもやらなければいけいない事はあるので、必要最低限のことだけして後はじっと耐え忍んでいる感じです。この暑さ、いつ終わる目途も立っていませんしね。

 ただ、日は確実に短くなってきています。これからさらに短くなっていきます。日照時間が短くなると、それだけ籠もる熱も少なくなっていくのではないでしょうか。

 昼間の暑さは溜まりませんが、今日の夕方6時頃、少し風があってこの間までよりましな気がしました。お盆を過ぎたら、朝晩は少し凌ぎやすくなるのではないでしょうか。


 今日は掲載する写真がありません。この一週間、一枚も写真を撮っていません。今日、淡いピンク色の芙蓉の花を見かけたのですが、その花の印象だけが残っていてどこだったかすぐに思い出せませんでした。

 一月半に一回行っている病院の駐車場でした。この夏の暑さにもめげずすくっと咲いていている姿が印象的でした。花を見上げなから、ああカメラを持っていないなぁと思ったのです。


 今夜のHHorace Silver(ホレス・シルバー)です。ホレス・シルバーは好きなピアニストの一人です。名演奏一杯ありますが、おなじみのSong For My Fatherを選びました。YouTubeの演奏は、レコードの演奏に比べてテンポが速くあっさりして聞こえますが、シルバーのピアノソロからは熱いジャズの息吹が伝わって来ます。暑い夏には、熱いジャズです。



nice!(50)  コメント(18) 

雨の音 [音楽]

DSC_1822.JPG

 梅雨に合わせて庭のアジサイが咲き出しました。今年の梅雨は、気温の低い日が多いですね。雨の合間に晴れ間が出ても、からっとしていてジメジメしません。

 昨日の朝は、まさにそんな朝でした。この時期にしてはからりとして気持ち良く、こんな日は何かいいことがあるかなぁと思えるような朝でした。結局、これと言っていいことはありませんでしたが、悪いこともない日でした。

 去年は、前半空梅雨でした。いつ梅雨入りしたのか知りませんが、日記を見ても6月7日から6月20日まで雨の記述がありません。そして毎日暑い暑いとこぼしています。

 しっとりしめやかな雨の降る梅雨の前半は嫌いではありません。ずっとコンボジャズを聞いていたのにピアノトリオが聞きたくなったり、クラシックのピアノ曲が聞きたくなったりします。理由はないのですがなんとなくそんな気分になるのです。

ショパン:夜想曲全集

ショパン:夜想曲全集

  • アーティスト: ピリス(マリア・ジョアン),ショパン
  • 出版社/メーカー: ユニバーサル ミュージック
  • 発売日: 2014/01/22
  • メディア: CD
 ピリスのモーツァルトのアルバムは何枚も持っているのですが、ショパン、ベートーベン、シューベルト、シューマン、ラベルも弾いているみたいなのでオークションを物色してCDを数枚買いました。

 中にはピリスのCDなのに100円で落札出来たのがあって驚きです。最近は、中古CDより中古レコードの方が高いことがあります。中古CDは中古レコードに比べて音の劣化の心配が少ないところがいいですね。


DSC_1830.JPG
 ナンテンの花も咲き始めました。クローズアップしないとそれとわからない小さな花です。

DSC_1839.JPG
 栗の花はこのままがいいですね。

DSC_1845.JPG
 柿の花を探して見上げたらもう実がなっていました。今年は豊作の年でしょうか。


 ピリスが弾くショパンの夜想曲が聞こえてくる向こうの窓から、雨のしずくの音が聞こえてきます。音楽を聞く上では雑音になるのでしょうが、今のこの時期、この気分で聞くにはそれもまた乙な演出に思えます。


 今夜のYouTubeはジャズを一休みして、マリア・ジョアン・ピリスが演奏するショパンの夜想曲です。


nice!(43)  コメント(24) 

No Problem [音楽]

 お正月も3ヶ日、7日正月はおろか、小正月も瞬く間に過ぎて行ってしまいました。もう正月気分はどこにもないはずですが、お正月独特ののんびりした雰囲気だけは続いています。

DSC_8604.JPG

 今年はお正月からずっと寒い日が続いていました。とくに先週は本当に冷え込んで、外に出ると痛いほどでした。よく雪が降らないものだ、暖かい四国や九州に雪が降ったのにと不思議でした。


DSC_8612.JPG


DSC_8615.JPG

 と思っていたら厳しい寒さが続いた三日目の土曜の夜、とうとう当地にも雪が降りました。今冬、初めての積雪です。あっという間に5センチほど積もりましたが、翌日曜は暖かいお天気だったのでほとんど溶けてしまいました。

DSC_8654.JPG

 今週になって一転、今度は春のような暖かい日が続いています。そんな中、家の裏の畑でモズが日向ぼっこしていました。なかなか近寄れなくてこんな遠い写真しか撮れません。

 ブログを一週休んだら、ブログの訪問もサボってしまい慌てて皆さんのところへ出かけました。その中で今年は寒さがきびしいせいかツグミロウバイをまだ見かけないとコメントしたのですが、そんなコメントをした翌日、家の裏の休耕地でツグミを見つけました。

DSC_8949.JPG

DSC_8722-001.JPG
 こちらはシロハラでしょうか。山では時々見かけますが、家の裏に来るのは珍しいです。枝の上や休耕地でのんびりしているツグミと違って、こちらはけたたましい鳴き声を上げながら忙しく飛び交ってました。

 ツグミが来たのならひょっとしたらロウバイも咲いているのではないかと、ご近所のロウバイを見に行きました。

DSC_8705.JPG
 やはり咲きかけていましたね。まだ蕾が多かったですが膨らみだした花がいくつかありました。暖かくなってきて急に咲きだしたのでしょうか、それともただ見落としていただけ。

 書きながらそう言えば、去年もこんな記事を書いていたようなデ・ジャブのような記憶が蘇りました。

DSC_8586.JPG

 でも、いつも暮れには咲く庭のスイセンは今年まだ蕾です。これこそ寒さのせいだと思っていたら、妻が夏に植え替えたのだそうです。

 去年の暮れと言っても、12月は一月前にしか過ぎないのに、年が変わった途端のこのまったり感はなんでしょう。いずれにしても、静かで穏やかな滑り出しには違いないようです。


 年が変わったのでそろそろDを終えてEの項目に移っても良い頃なんですが、Duke Jordan(デューク・ジョーダン)を忘れていました。
 約30年程前、彼はこの田舎の隣町のホールに来てくれました。田舎に戻って数年、ジャズを久しく体験していなかった私は、喜び勇んで駆けつけました。
 田舎のホールのこと、残念ながら満員ではありませんでしたが、彼は細身の身体にベージュのベストにスラックス、口ひげを蓄えたおしゃれなジイサンという出で立ちで、本場のピアノトリオを聞かせてくれました。

 YouTubeの演奏は「危険な関係のブルース」の演奏も懐かしいのですが、今夜は彼のピアノで「No Problem」です。



nice!(45)  コメント(22) 

徹子の部屋コンサートへ [音楽]

 12月に入った最初の日曜日、先月に引き続きまた大阪へコンサートに行ってきました。しかし、今回雨は降りませんでした。私一人ではなく妻が一緒でした。風もない暖かな日和でした。

 妻とは去年、京都へ井上陽水を聞きに行ったきりでした。二人で行けるコンサートを早くから物色していたのですがなかなか適当なのが見つかりませんでした。


2017-12-03 16.06.47.jpg
 妻は、伊勢正三、イルカ、南こうせつが出るコンサートが希望でした。三人、あるいは二人が揃うコンサートは、関東圏が多く近辺では見当たりません。ようやく見つけたのが今回の「徹子の部屋コンサート」

 ここにかろうじて南こうせつが出ます。実はその少し後にNHKホールで彼の単独コンサートが組まれていたのですが、私の独断でこちらにしてしまいました。

 数ヶ月前にチケットを入手、ところがそんな日に限ってお寺から前住職の3回忌法要が催される案内が後から届きました。しまったと思ったのですが、幸いお寺は午前中、「徹子の部屋コンサート」は夕方からだったので無事行くことが出来ました。

2017-12-03 15.25.39.jpg

 妻はフェスティバルホールは初めてです。かく言う私もボブ・ディラン以来二度目なのですが、この立派なホールを妻にも見せたかったのです。

DSC_7376.JPG

DSC_7377.JPG
 少し早めに着いたので、フェスティバルホールに同居するオフィスに弟が勤める会社が入っているので案内板を見て確かめたり、堂島川に掛かる錦橋の上でぼんやりと開場を待つことにしました。外にいても苦にならない暖かな午後でした。

 ホールに入ってみると、予想以上に年配のご婦人やご夫婦が多かったですね。私たちもそのうちの一組だったのですが、他のコンサートに比べて観客の平均年齢はかなり高めに見えました。

 ホール内のショップも大勢のご婦人客でごった返していました。ボブ・ディランのコンサートではなかったことです。

2017-12-005.jpg

 私たちの席はバルコニーボックス席でした。探す前に妻が係の人に聞いたらと言うので扉の前に立っていた係の女性に聞きました。すると赤いスーツを着た係の女性はご案内しますと言って先に歩き出しました。

 反対のL側だったのでなかなかの距離です。大げさだな、適当なところで口頭で案内してくれれば良いのにと思いながら付いていきました。

 丁寧に座席に着くまで案内してくれました。バルコニーボックス席の入り口は他の入り口とは別で教えてもらわないとちょっとわかりづらいものでした。案内してもらって正解でした。

 扉から中に入っても、通路は薄暗く少し入り組んでいるので迷いそうです。実際、私たちが座ってからも何組もの客が間違って入ってきました。

DSC_7387.JPG        

 写真は私たちの席から対岸を撮ったものです。あちらはR側ですね。上方、人影がある席が私たちの席と対になるところです。かなり高いです。

 バルコニーボックス席なんてもちろん初めてです。妻は気に入ってました。回りを気にしなくて良いし、前の席の客の頭が邪魔になったりもしないので喜んでいました。トイレに行くときなども気を遣わず席を立てます。

 特別な席のようにも見えますが、実際はS席二枚より安くついたのでした。見晴らしは最高です。音的にはどうだったか、少し低音が被って聞こえた気がしました。

DSC_7391.JPG

DSC_7395.JPG

 バルコニーボックス席は一階客席の上にせり出している格好なので下を見下ろすとその高さに気持ち悪くなりそうでした。上から物を落としはしないかと、オペラグラスやカメラを持つ手が少し緊張しました。

 開場してすぐに入ったので客席はまばらでしたが、開演前にはもちろんいっぱいになりました。上から見ていても、普段のコンサートではなかなかお見かけしない年配の方の姿がありました。たまに若い人の姿があると、それは付き添いで来ておられるようにみえました。


DSC_7381.JPG

 舞台には、テレビでおなじみの徹子の部屋のセットが組まれていました。セットは写真では白く写っていますが淡い緑青色だったと思います。そして左の空間、楽器がすでに配置されているところで演奏が行われました。

DSC_7388-001.JPG 

 大きな拍手に迎えられて、徹子さんが右側の大きな花の飾りと小さな花の飾りの間に登場しました。ふんわりとしたデザインの豪奢な模様がちりばめられたドレスでした。裾まであるので立っているのか座っているのかわかりません。あとから椅子が差し出されてこし掛けられたので、立っていたのだとわかりました。

 横に並んでいる白い椅子にゲストたちが歌い終わったあとこし掛けて、徹子さんとトークを繰り広げるのでした。ゲストの人数に応じて椅子の数がスタッフによって増減されました。普段のコンサートでは見られない光景です。 

 徹子さんは、オペラグラスで見てもきれいでしたね。声はいつものあの甲高い張りのある声で、年齢を感じさせません。ただ数ヶ月前に骨折をされたと聞いていたのでどれくらい快復されているか気になっていました。舞台では歩かれる場面はなく、3度のお色直しは幕間や演奏の間にスタッフによって椅子ごと移動されていました。


2017-12-004.jpg 今回のゲストの顔ぶれは南こうせつやビリーバンバン以外、妻にはやや年齢が高い構成でした。

 最初がジャッキー吉川とブルーコメッツです。ヒット曲「ブルーシャトー」を歌いましたが、この歌がヒットしたのは私が高校生の頃でしたから、6歳下の妻はまだ小学生だったと思います。

 グループサウンドが流行った時代に髪を伸ばさずいつもスーツにネクタイ姿で爽やかに歌っていました。しかし、この日登場したメンバー、オペラグラスで見ても誰が誰だかわからない変わりようでした。

 あとで三原綱木さんだけ思い出しました。リーダーのジャッキー吉川さん、くも膜下出血から復帰されたのだそうですがその力強いドラムが印象的でした。

 トークでメンバーのうち二人80歳の方がおられると知り驚きました。ジャッキー吉川とブルーコメッツ、そろそろ演奏活動を終了されるようなことをおっしゃってました。

 次に登場したのが妻お待ちかねの南こうせつでした。妻は手すりに寄りかかるように身を乗り出して聞き入ってましたね。まず「うちのお父さん」で場を盛り上げて、一瞬のうちにこうせつの世界へ観客を引っ張り込みました。

 2曲目は前日の二日に亡くなったはしだのりひこさんを偲んで、「風」を歌ってくれました。
 ――何かを求めて振り返っても、そこには風が吹いているだけ――
 いい曲です。弔うにふさわしい曲に思えました。

 最後に「夢一夜」をしっとりと歌ってくれました。こうせつさん、ずっと演奏活動続けているだけあって高い声もよく出ていて歌うまかったです。

 3組目がビリーバンバンでした。こちらもお兄さんは脳出血で倒れ、今も後遺症で半身不随、車椅子に乗っての登場でした。弟さんも数年前に大腸ガンを患ったそうです。しかし、相変わらず歌はうまかったです。「白いブランコ」「さようならをするために」「また君に恋している」と私でも知っているヒット曲を惜しげも無く披露してくれました。

 歌は一組平均3曲でした。そのあと徹子さんとのトークで盛り上がります。時間が来ると朝日放送のアナウンサーが舞台袖に現れて、リコーダーやハーモニカでゲストのヒット曲のさわりを演奏して時間切れを知らせるという趣向でした。

DSC_7389.JPG

 前半が終わって、休憩に外に出てみたらロビーは人でごった返していました。徹子さんや出演者のいろいろなグッズやCDなどが販売されていたようです。開演のブザーが鳴ったので席に戻ろうとしたら案の定、入り口を間違えて違うところに出てしまいました。

 後半は、中尾ミエ、園まり、伊藤ゆかりの三人娘が最初に登場しました。3人とも揃いの真っ赤な衣装で度肝を抜きましたが、なんと平均年齢70歳とか。

 よく考えると私とそれほど違わないのですが幼い頃から芸能活動をしているせいかもっと上に思っていました。 彼女たちが三人娘として活躍していた頃、私はまだ小学生だったと思います。「逢いたくて、逢いたくて」や「小指の思い出」がようやく中学生か高校生でした。

 三人娘として出演していた頃の和製ポップスを歌い踊って、最後にそれぞれのヒット曲をワンコーラスずつ歌ってくれました。「可愛いベイビー」「逢いたくて逢いたくて」「小指の思い出」

 次は宇崎竜童、阿木燿子夫妻。熱烈なファンがいるのか客席から大きな拍手が起こっていましたが私は「港のヨーコ・ヨコハマ・ヨコスカ」しか知りません。宇崎さんかっこよかったし、阿木燿子さんもきれいでしたね。
 エレキギターとベースの音がバンバン響いていましたが、妻はあまり興味がなさそうでした。トークは竜童氏のとぼけが効き過ぎて徹子さんとなんとなくかみ合ってなかったような気がしました。

 最後が八代亜紀でした。いつもの紫がかったドレスで登場、背が高くて舞台映えする人ですね。一曲目は、雨雨ふれふれでおなじみの「雨の慕情」でした。

 彼女はジャズを歌っているのでひょとしたらと思っていたら、2曲目はなんとYou’d Be So Nice To Come Home Toでした。私的にはこの夜いちばん盛り上がったかな。最後は最大のヒット曲、「舟唄」でした。

 トークの時にさわりだけ口ずさんだ「なみだ恋」も聞いてみたかったなと思いました。この人は本日出演されたゲストの中では最年少だったそうで、「最年少」の響きが気持ち良いと何度も言ってました。トークも彼女が最後のせいか、徹子さんがなかなかお喋りを止めなくて会場の笑いを誘ってました。

 ちなみにあとで八代亜紀さんの年齢を確かめたらそれでも私よりひとつ上でした。もっと若いイメージだったのは、デビューが遅かったからでしょうか。

2017-12-03 21.03.31.jpg

 外国人歌手のコンサートだと正味一時間半ほどですが、この夜は五時に始まって終わったのは九時でした。なかなか中身の濃いコンサートだったと思います。

 一人の歌手の歌をじっくり聞くコンサートも良いですが、今夜のように色とりどり、いろいろな方の歌とトークがあるコンサートもなかなか面白い企画ですね。

 それぞれヒット曲をなつかしく聞くことも出来ましたし、黒柳徹子さんのお喋りも楽しめました。行く前は出演者の顔ぶれに少し難癖を付けていた妻も、それなりに満足できたようでした。

 帰ってから彼女は、いつもの韓国ドラマをストップしてYouTubeで懐かしい歌を聞きまくっています。私もコンサートの余韻を楽しむように少しだけ振り返ってみました。

 なお、この夜のコンサートの模様は、2月だったかテレビ放映があるようなことを案内されていたように思います。

DSC_7399.JPG



 今夜のYouTubeはDではありませんが、八代亜紀さんのYou’d Be So Nice To Come Home Toです。日野皓正さんがトランぺットを吹いていますね。


nice!(49)  コメント(20) 

アート・ガーファンクルを聞きに [音楽]

img150.jpg
 11月14日、アート・ガーファンクルのコンサートに行ってきました。家を出るときは激しい雨、私がコンサートに行く日はまたしても雨です。9月のオルガンコンサートも雨、去年のボブ・ディランも雨でした。

 夜の7時から始まるコンサートに出かけるにしては早い時間に家を出て、あまった時間を例によって大阪の街をぶらついたりヨドバシカメラの店内を見て回ることに使いました。

2017-11-14 17.45.47.jpg
 ヨドバシカメラを出た頃はもう雨は止んでいて、街はすでにネオンサインの明かりに輝やいていました。


2017-11-14 17.45.41.jpg
 クリスマスイルミネーションにはまだ早いのか、目立ったのはこのビルのツリーだけでした。

2017-11-14 17.53.05.jpg
 舗道橋の上から見た大阪駅前の通り。写真は皆スマホのカメラです。


 今回のコンサートホールは尼崎あましんアルカイックホール、初めて行くところです。尼崎というと兵庫県になります。大阪からどれくらい掛かるのか心配していたのですが、阪神梅田からだと10分も掛かりませんでした。

2017-11-14 21.08.38.jpg
 阪神電車に乗るのは久し振りです。もう10年以上昔、阪神巨人戦を見に甲子園に行って以来かも知れません。

2017-11-14 18.36.26.jpg

 阪神尼崎駅を降りて、大きく立派な舗道橋を道なりに歩いて行くと舗道橋の終点に目指すホールの建物がありました。途中、コンビニでおにぎりとお茶を買い、ホールのロビーで簡単な夕食を済ませたら開演まであと15分に迫っていました。

2017-11-14 18.52.46.jpg

 去年、ダイアナ・クラールに行った時はS席でここかいと言うほどステージから遠かったのですが、今回は早めにチケットを取ったおかげか前から11列目27番とほぼ真ん中でした。このところ席の運はわりと恵まれています。

 場内がなかなか静まらず少し遅れての開演でした。ギターとピアノのサイドメンに続いてアート・ガーファンクルの登場です。待ちかねた観客席から万雷の拍手が起こりました。

  

ブックエンド(期間生産限定盤)  登場するといきなり「こんばんは、元気です」とまず日本語で挨拶です。3年振りの来日らしいです。しかし私は初めてです。アルバムジャケットの彼しか知りません。やはり歳を取ったなぁと言う印象でした。

 アルバムジャケットで知るアート・ガーファンクルは長身痩躯、髪の毛もアフロみたいに盛り上がっていましたが、今はその面影がほとんどありません。髪は無くなりお腹は出ています。

 彼は1941年生まれ、私より10歳上の76歳、仕方がありませんね。隣のギタリストがかなり長身だったのか、ガーファンクルの方が小さかったのも意外でした。ポール・サイモンはよほど小柄なんですね。

 それよりもショックだったのは彼の声が掠れていたことです。年齢からしてもう「明日にかける橋」のあの高音は出ないだろうと予想していましたがそれ以上でした。

 しかし、声は掠れ高音は出なくても優しくそっと歌に入っていく彼の歌い方はやはりあのサイモンとガーファンクルのガーファンクルそのものだったと思います。

マサチューセッツ 1965  二曲目に「ボクサー」を歌ってくれたときは、久し振りに鳥肌が立つ思いでした。観客席も想像以上に盛り上がって懐かしい曲が始まると、イントロの段階で拍手が起こり声が上がります。

 彼はS&G解散後はソロ活動をしているので、ソロの時の曲とS&Gのヒット曲をほぼ交互に歌っていたように思います。当然、S&Gの歌に観客はノリノリになり、知らない曲は静かに聞くスタイル、歌い終わるといつも大きな拍手でした。

 記憶も曖昧で頼りないですが、「ボクサー」「スカボロフェア」「早く家に帰りたい」「サウンド・オブ・サイレンス」「59番街橋の歌」?「キャシーの歌」「四月になれば彼女は」「明日にかける橋」などを歌ってくれたと思います。

 とくに「サウンド・オブ・サイレンス」は凄い拍手でした。「早く家に帰りたい」ではどこからともなく手拍子が起こって会場中を包み込みました。

サウンド・オブ・サイレンス  「日本人繊細」と言って、歌い出したのは「スカボロフェア」でしたでしょうか。この歌の途中では歌詞を飲み込んで、喉を整える場面がありました。

 あとでネットで知ったのですが、彼は過去に声帯麻痺で一度声を失っているのだそうです。英語なのでわからなかったのですがMCでその辺の事情を喋っていたかも知れません。

 歌の間によくお喋りました。ほとんど喋らず歌いまくっていたボブ・ディランとは対照的です。ただ、そのメッセージが英語のため理解できなかったのは残念です。

 近い将来、AIが自動で翻訳してステージのどこかに設置された液晶モニターに訳を映し出してくれる日がくるのではないでしょうか。

 彼のお喋りの中に何回もポール・サイモンの名前が出ました。あるとき彼は舞台の袖に向かって「サイモン」と呼びかけて観客の笑いを誘いました。

明日に架ける橋  ステージの間、前半と後半一回ずつ日本語で「歌うのが好き」と彼は言いました。そのメッセージには一度失った声を取り戻して歌えるようになった喜びがあったのですね。

 本当にもう76歳のお爺さんで声も出ないのに、少しもそのことを苦にしていないように持てる力とテクニックを駆使して一生懸命歌っている姿、若きガーファンクルとは違った味わいがありました。

 懐かしい歌を聞いて自分でも意外なほど興奮している自分に気づきました。感激の拍手をしながら元気をもらいに来たんだと思いました。

 シートの背に身体を預けてアート・ガーファンクルが歌う歌に耳を澄ませて、青春に再会しに来ているのだとも思いました。ちょうど東京に再会しに行ったときのように。新宿はもう昔の新宿ではありませんが、そこここに面影は残っています。

 ステージのガーファンクルが歌う歌にポール・サイモンのハーモニーもギターもありません。それどころかガーファンクルの声は掠れ高音も出ません。時は残酷です。でも私を含め多くの観客たちはそこに自分が過ごしたはるかな時を見いだそうとしていたように思えました。

NMS_7358.JPG
 学生時代から上京後もしばらくはFMが聞けるトランジスタラジオを喜んで聞いていました。ステレオへの憧れはずっとあって、お金を貯めてやっと買ったのがOTTOの小さなポータブルステレオでした。その時初めて買ったLPがサイモンとガーファンクルのこのアルバムでした。

 CBSソニーのゴールドディスクシリーズでラインナップにはミッシェル・ポルナレフなどもありました。一種のベスト盤です。A面一曲目の「ミセスロビンソン」針を下ろした瞬間、多重録音のギターの音が左右のスピーカーから見事に分離されて出てきたときは感動しましたね。ステレオ録音を体感しました。

 しばらくレコードはこれ一枚でしたので来る日も来る日も聞いていました。美しいメロディに沿って、英語の歌詞がおぼろげながらも口をついて出るのは、このときの体験のせいです。

 約1800席ほどのさほど大きくもないホール、アコースティックギターとピアノと電子オルガンだけのこじんまりした構成もボーカルを聞くにはちょうど良い具合でした。

 もっと静かなコンサートを想像していたのですが席が前だったせいか観客の熱狂ぶりが予想以上でした。ほとんどの観客が私と同年代なのですが中に3.40代と思われる人たちがいました。

 この人たちはS&G、あるいはアート・ガーファンクルの若いファンなんでしょうね。私の斜め前の40代とおぼしき男性などはArt Garfunkelと文字の入ったシャツを着ていました。スタンディングオベーションを真っ先にするのも彼らでした。懐かしがっているファンばかりではないのですね。

 コンサートは正味一時間あまりほどだったでしょうか。帰途につく観客の波をやり過ごして、すっかり夜が更けた尼崎の舗道橋を駅に向かって歩いていると、若い女性たちがビラ配りをしていました。どこかの大学の演奏会のチラシです。ここにも音楽を愛している人たちがいるのだなぁと妙な感傷を抱いて帰りの電車に乗りました。



  この歌を彼はステージでマイ・フェバリット・・・と紹介していたように思います。しっとりと歌って聞かせてくれました。

nice!(48)  コメント(22) 

パイプオルガンの音色を聞きに [音楽]

DSC_6523.JPG
 台風一過、予想通り彼岸花が蕾を開いていました。


DSC_6518.JPG


DSC_6563.JPG



 さて、9月16日、オルガンコンサートに行ってきました。一ヶ月ぶりの京都は雨でした。一ヶ月前は山中慎介選手のタイトルマッチであの時も雨、京都は雨の二連敗です。

 でも、今日は楽しいコンサートです。コンサート、いつもは一人で行くことが多いのですが今回はお仲間がありました。しかも女性二人です。お二人とも中学の同級生で昔から仲が良くともに音楽好きという共通項。三人とも生のパイプオルガンは初めてです。

 京都駅から地下鉄で京都コンサートホールのある北山駅まで出ました。そこで、少し早めのランチ、ネットで調べてもらったタイ料理店、CHANGーNOI(チャンノイ)というお店でした。

2017-09-16 12.04.11.jpg

 私が食べたのは、パッタイと言うタイ風焼きそばランチです。タイ料理を食べるのは初めてなのでメニューとしばらくにらめっこ、タイ&タイ料理に詳しいyokoさんがタイ風焼きそばと教えてくれたので、焼きそばならある程度味が想像できるので注文しました。

 思ったよりあっさりして柔らかくおいしかったです。日本人がいちばん頼みやすいメニューだそうです。実際、メニューのトップに載っていました。

 ここで彼女たちは何を食べたのか、自分のメニュー決めるのに忙しく失念しましたが、しっかりと生ビールを飲んでいたのは覚えています。私は車の運転があるのでコーヒーを注文しました。

 お店は入り口のドアも開け放たれて、オープンエアの店内は調度品からインテリアまでタイ風の雰囲気が満載でした。店員さんもタイの人のように見えました。

 1時間、お腹もくちてお喋りも楽しめたのでコンサートホールに向かうことにしました。

2017-09-16 12.59.07.jpg
 雨に濡れた京都コンサートホール

2017-09-16 13.01.40.jpg
 午後一時開場、その少し前に着いたのですがこの列です。全席自由席なので良い席は早い者勝ちになります。少し心配になりました。

2017-09-16 13.42.59.jpg
 ネットで調べたらチケットは完売と言うことで、台風前の雨の中でしたが満員でした。正面のステージの奥、やや右寄りにそびえるのがパイプオルガンです。

 以前、ここでアロージャズコンサートを聴いたときは、珍しくチケット運が良くて中央通路直前の真ん中という絶好の位置でした。今回は自由席なので開場されると少し焦り気味席を探しました。いいなと思うところは皆、座っているかすでに物が置かれています。

 何とか中央の通路から数列後ろの真ん中に三人分の空席を見つけることが出来ました。遅かったわりには良い席が取れたとひと安心。

2017-09-017.jpg

 パイプオルガンの前とステージの上にもオルガンが置かれているのでどこで弾くのだろうと不審に思っていると、上のパイプオルガンの前だと元ピアノ教師だったk子さんが教えてくれます。

 そしてその通り、演奏者が左手より現れてパイプが並んだ前のオルガンに座りました。ステージの奥、しかも高い位置なのでかなり遠くに見えます。

 演奏が始まるまでの緊張が張り詰めた静寂、その空気をパイプオルガンの笛の音のような柔らかい音が揺り動かします。そしてパイプオルガンの独特のややきらびやかな音が会場全体に鳴り響き出しました。

 その荘厳な響きを聞いているとなぜか敬虔なキリスト教徒になったような気分になります。映画の教会の場面なども連想されました。

 ずっとその位置で弾かれるのかと思ったら最初の一曲だけでした。その後、演奏者はステージに降りてきてステージ上にあるオルガンを演奏しました。

 二曲目と三曲目のJ.S.バッハの曲は、原曲が無伴奏バイオリンのためのパルティータ、無伴奏バイオリンのためのソナタからオルガン用に編曲されていると解説に書かれていたので、なんとなく聞き覚えがあるように思えましたが、あとは知らない曲ばかりでした。

 6曲目の「ウエストミンスターの鐘」はメロディが聞き覚えのあるものでいちばん聞きやすかったですね。

img142.jpg

img143.jpg
 アンコール曲、J.S.バッハ「神の時こそいと良き時」より第一曲、この曲も素朴で親しみ安い美しい曲でした。

 演奏会の二時間は瞬く間に過ぎました。演奏者のお喋りや解説のようなものは一切無く、ただ音楽を聞くだけのコンサートでした。

 笛のような単楽器の音色からフルオーケストラの大音響までたった一台のオルガンで演奏されます。ステージのオルガンと壁のパイプオルガンの関係はどうなっているのだろうと演奏中ずっと気になっていました。


 京都コンサートホールのホームページで調べてみました。高い位置にあるパイプオルガンに取り付けられた演奏台は「トラッカー式」というのだそうです。ステージ上にあるのは「リモート式」と言うそうです。電子オルガンで電気でオルガンに信号を送る仕組みになっているそうです。

 パイプオルガンには足元にも鍵盤があるらしく、演奏者は上体だけでなく足も忙しく動かしながら身体をひねるようにして演奏していました。


 パイプオルガンのコンサートを終えて口々に良かったねと感想を述べながらコンサートホールをあとにしました。地下鉄でまっすぐ京都駅に戻り、少し早いけれど夕食を食べて帰ろうと言うことになりました。

 八条口アスティにある寿司のむさし。回転寿司としては少し値段高めですがおいしかったです。寿司とお喋りを楽しみながら彼女たちはここでも生ビールを飲んでました。私は、セルフの上がりで喉を潤しながら、少し多めに寿司の皿を積み上げてました。

 


 「ウエストミンスターの鐘」学校のチャイムなどで馴染みのメロディでした。タイトルは今回はじめて知りました。

nice!(44)  コメント(22)