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雨上がりの散歩 [日々]

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 雨上がりの午後、気持ち良く晴れ上がったので久し振りにカメラを持って近所を歩いて見ました。

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 お隣の柿、まだ食べるには少し早そうです。我が家も昔からの柿の木が2本ありますがいずれも渋柿です。熟してカラスの餌になるか庭にボタボタ落ちるので近年は枝を払っています。

 渋柿でも昔は干し柿にして正月や冬のおやつに出ました。私はあまり好きではありませんでしたね。学校から帰ってきて、何か無いのというと、干し柿を出されてがっくりしたものです。よそのお宅を訪ねて、普通に茶菓子として出されることもありましたね。

 40年近く前、東京から戻ってきた頃はまだ軒先にわら縄で柿を吊している家を見ることがありましたが、最近はさすがに見かけなくなりました。

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 近所の小学校のグランドです。昨夜来の雨の名残の水たまりが出来ています。

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 グランドの上にある遊戯場の地面に、古い釘を刺したような小さなキノコが並んで生えていました。

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マルバルコウソウ

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 堤防と桜並木と秋の空

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 色付くのはあと一月あまり先でしょうか。

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 ここだけ色付いていました。

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 人気のない堤防沿いの道を歩きます。

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ダンドボロギク

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センダングサ

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キツネノマゴ

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オナモミ

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オミナエシに似ていますが白い花なのでオトコエシ?

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 午後四時を過ぎていましたが、まだ明るさが残っている空には月が出ていました。

 鳥の声はヒヨドリがするだけでした。夕方だし今日は駄目だなと思っていたら賑やかな声が聞こえてきました。エナガの群れです。

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 これはシジュウカラ

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 エナガ、目が可愛いですね。

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 帰り道、幼稚園のイチョウが夕日に輝いていました。金色に輝くのはもう少し先のようです。

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 孫が通う幼稚園の園舎。もう子供たちの姿はなく、運動会の準備で忙しい先生たちの車が駐車場に残っていました。

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 イチョウの隣のサルスベリはここだけ花が残っていました。

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 クコの花?

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ムラサキシキブ

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お茶の花

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ミズヒキ

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 5時を過ぎたので家路につきました。1時間あまりの散歩の間、大根を薄くスライスしたような薄い月がずっと頭上にありました。


 漏れもあると思いますが、Cのジャズミュージシャンの種が尽きたので今日からDに移行します。トップバッターはダイナ・ワシントンです。粘りのある癖のある歌い方、太くてパンチのある声は、もっとも黒人ジャズ歌手らしい歌い手に思えます。若い頃はその声と歌い方が受け付けなかったのですが、いつからか好きな歌手の一人になりました。曲は9月も残すところあと1日になりましたが「9月の雨」です。


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パイプオルガンの音色を聞きに [音楽]

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 台風一過、予想通り彼岸花が蕾を開いていました。


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 さて、9月16日、オルガンコンサートに行ってきました。一ヶ月ぶりの京都は雨でした。一ヶ月前は山中慎介選手のタイトルマッチであの時も雨、京都は雨の二連敗です。

 でも、今日は楽しいコンサートです。コンサート、いつもは一人で行くことが多いのですが今回はお仲間がありました。しかも女性二人です。お二人とも中学の同級生で昔から仲が良くともに音楽好きという共通項。三人とも生のパイプオルガンは初めてです。

 京都駅から地下鉄で京都コンサートホールのある北山駅まで出ました。そこで、少し早めのランチ、ネットで調べてもらったタイ料理店、CHANGーNOI(チャンノイ)というお店でした。

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 私が食べたのは、パッタイと言うタイ風焼きそばランチです。タイ料理を食べるのは初めてなのでメニューとしばらくにらめっこ、タイ&タイ料理に詳しいyokoさんがタイ風焼きそばと教えてくれたので、焼きそばならある程度味が想像できるので注文しました。

 思ったよりあっさりして柔らかくおいしかったです。日本人がいちばん頼みやすいメニューだそうです。実際、メニューのトップに載っていました。

 ここで彼女たちは何を食べたのか、自分のメニュー決めるのに忙しく失念しましたが、しっかりと生ビールを飲んでいたのは覚えています。私は車の運転があるのでコーヒーを注文しました。

 お店は入り口のドアも開け放たれて、オープンエアの店内は調度品からインテリアまでタイ風の雰囲気が満載でした。店員さんもタイの人のように見えました。

 1時間、お腹もくちてお喋りも楽しめたのでコンサートホールに向かうことにしました。

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 雨に濡れた京都コンサートホール

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 午後一時開場、その少し前に着いたのですがこの列です。全席自由席なので良い席は早い者勝ちになります。少し心配になりました。

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 ネットで調べたらチケットは完売と言うことで、台風前の雨の中でしたが満員でした。正面のステージの奥、やや右寄りにそびえるのがパイプオルガンです。

 以前、ここでアロージャズコンサートを聴いたときは、珍しくチケット運が良くて中央通路直前の真ん中という絶好の位置でした。今回は自由席なので開場されると少し焦り気味席を探しました。いいなと思うところは皆、座っているかすでに物が置かれています。

 何とか中央の通路から数列後ろの真ん中に三人分の空席を見つけることが出来ました。遅かったわりには良い席が取れたとひと安心。

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 パイプオルガンの前とステージの上にもオルガンが置かれているのでどこで弾くのだろうと不審に思っていると、上のパイプオルガンの前だと元ピアノ教師だったk子さんが教えてくれます。

 そしてその通り、演奏者が左手より現れてパイプが並んだ前のオルガンに座りました。ステージの奥、しかも高い位置なのでかなり遠くに見えます。

 演奏が始まるまでの緊張が張り詰めた静寂、その空気をパイプオルガンの笛の音のような柔らかい音が揺り動かします。そしてパイプオルガンの独特のややきらびやかな音が会場全体に鳴り響き出しました。

 その荘厳な響きを聞いているとなぜか敬虔なキリスト教徒になったような気分になります。映画の教会の場面なども連想されました。

 ずっとその位置で弾かれるのかと思ったら最初の一曲だけでした。その後、演奏者はステージに降りてきてステージ上にあるオルガンを演奏しました。

 二曲目と三曲目のJ.S.バッハの曲は、原曲が無伴奏バイオリンのためのパルティータ、無伴奏バイオリンのためのソナタからオルガン用に編曲されていると解説に書かれていたので、なんとなく聞き覚えがあるように思えましたが、あとは知らない曲ばかりでした。

 6曲目の「ウエストミンスターの鐘」はメロディが聞き覚えのあるものでいちばん聞きやすかったですね。

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 アンコール曲、J.S.バッハ「神の時こそいと良き時」より第一曲、この曲も素朴で親しみ安い美しい曲でした。

 演奏会の二時間は瞬く間に過ぎました。演奏者のお喋りや解説のようなものは一切無く、ただ音楽を聞くだけのコンサートでした。

 笛のような単楽器の音色からフルオーケストラの大音響までたった一台のオルガンで演奏されます。ステージのオルガンと壁のパイプオルガンの関係はどうなっているのだろうと演奏中ずっと気になっていました。


 京都コンサートホールのホームページで調べてみました。高い位置にあるパイプオルガンに取り付けられた演奏台は「トラッカー式」というのだそうです。ステージ上にあるのは「リモート式」と言うそうです。電子オルガンで電気でオルガンに信号を送る仕組みになっているそうです。

 パイプオルガンには足元にも鍵盤があるらしく、演奏者は上体だけでなく足も忙しく動かしながら身体をひねるようにして演奏していました。


 パイプオルガンのコンサートを終えて口々に良かったねと感想を述べながらコンサートホールをあとにしました。地下鉄でまっすぐ京都駅に戻り、少し早いけれど夕食を食べて帰ろうと言うことになりました。

 八条口アスティにある寿司のむさし。回転寿司としては少し値段高めですがおいしかったです。寿司とお喋りを楽しみながら彼女たちはここでも生ビールを飲んでました。私は、セルフの上がりで喉を潤しながら、少し多めに寿司の皿を積み上げてました。

 


 「ウエストミンスターの鐘」学校のチャイムなどで馴染みのメロディでした。タイトルは今回はじめて知りました。

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モズと彼岸花 [日々]

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 去年でしたか、どなたかのブログで彼岸花の写真を拝見して、当地はまだですとコメントしたあと、外へ出てみたら彼岸花が咲いていて驚いたことがあります。今年もどなたかのブログで彼岸花を拝見したので、家の裏に出てみましたが、今年はどこにも咲いていませんでした。

 それから2.3日してようやく赤ちゃんのような彼岸花がにょきにょき生え出しました。その間に少しだけ蒸し暑さが戻っていたのですが、今日はまた朝晩、半袖では寒い気温です。

 そう言えば、今日はモズの鳴き声を聞きました。この秋二度目です。この前に聞いた日も急に涼しくなった頃でした。渡り鳥も、季節の移り変わりの今頃、気温の変化に動きやすい日と動きにくい日があるのでしょうね。

 明日は楽しみにしていたオルガンコンサートの日なんですが、台風18号の影響で雨らしいですね。久し振りの京都、北山にある京都コンサートホールです。

 そのホールの正面に設置された巨大なパイプオルガン、去年ジャズのコンサートに行ったときどんな音がするのだろうと気になっていたのでした。

 もちろん生のパイプオルガンを聞くのは初めてです。レコードではバッハのトッカータとフーガなどをちょこっと聞いたことはありますが、生の迫力、今から期待大です。頭の中で、パイプオルガンの金属質な音が鳴り響き、駆け巡るイメージがあります。

 その模様は、また来週にでも報告できたらと思います。


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 一輪だけ、蕾が開きかけています。明日からの雨の中で咲き出すのでしょうね。雨が上がったら家の裏の至る所が赤く染まっているかも知れません。

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もう秋? [日々]

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 蒸し暑い残暑が続iいた8月なかば、我が家の桜が紅葉し葉を落とし始めたので、え、もう秋と思っていたら9月になって急に涼しくなり、季節が我が家の桜に追いついてきました。



 
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 久し振りにカメラを持って近所を歩いて見ました。今年初め主を失った梅林の梅の木の下からヤブランが顔を覗かせていました。


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 畑の周りの草を引いていた時見つけました。見つけたときはここに5・6匹固まっていたのにカメラを取りに行っている間に、3匹に減っていました。ここで孵化していたのでしょうか。テントウムシが固まっているのを見たのは初めてです。


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 ヤブラン、テントウムシ、トンボをよく見かけました。


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 ヒメジオン


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 キキョウソウ。もう花の終わり、葉が下から濃い茶色に枯れかけていました。


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 公園の周囲を取り巻いたアジサイは時期をとっくに過ぎて枯れています。その奥、濃い緑の雑木林の中で白い花がそこだけ光るように目立っていました。アジサイの時期が過ぎてから咲くのはノリウツギでしょうね。


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 セリの花でしょうか、見分けの葉っぱが写っていません。

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 図鑑で見るとよく似た花はあるのですが、名前が特定できませんでした。

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 青い色一面の草むらに白い花びらのように止まっていたのは、蛾です。ミスジシロエダシャクと言うのでしょうか。広げた羽がレースのようで、ジュディ・オングの「魅せられて」を連想しました。       ジュディ・オング「魅せられて」はこちら


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 9月に入ると同時に当地では早生種の稲刈りが始まりました。営農の稲刈りも始まっていますが、田植えに比べて稲刈りは人出を要さないので毎年、お声は掛かりません。

 この時期、草刈をすると黄金色のカヤツリグサや背高く伸びたエノコログサが目立っています。そして秋の虫、コオロギやバッタが草刈機の歯の先から飛び出します。バッタはすっかり秋色に擬態を済ませています。

 一枚の休耕地を刈り終えるとほっとします。日差しはありますがもう夏ほど強くなく、風もあります。もうこれからは草もあまり伸びないだろうと思いながら刈り終えた休耕地をあとにしました。


 夏の間、暑さと忙しさにかまけていろんなことをほっぽり出していました、涼しくなって時間の余裕も出て来たので、今まで忘れていたことを少しずつ復活させていきたいなと思うようになってきたこのごろです。



 今日のCChick Corea(チック・コリア)です。私にとってチック・コリアというと、やはり「リターン・トゥ・フォーエバー」ですね。上京してまだジャズを聞き始めの頃、ジャズ喫茶で聞いたリターン・トゥ・フォーエバー、電子ピアノの音とフローラ・プリムのボーカルが紡ぎ出す未来サウンド、曲とともにカモメが飛ぶジャケット写真が印象深く残っています。五木寛之訳「カモメのジョナサン」もこの頃でしたか。 




 去年の夏、チック・コリアと小曽根真の演奏会が地元守山市であったので行ってきました。演奏の方はピアノデュオと言うことでなかなかしんどかったのですが、チック・コリア、もう70代半ばというのにスマートで若々しかったですね。しかも演奏後次々に握手を求めてくる地方の観客に対して、いつまでも求めに応じている姿に好感を持ちました。

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