「君と歩いた青春2018」に行って(1) [音楽]
先週の土曜日、大阪城ホールへ行ってきました。「君と歩いた青春2018」を聞きにです。
ずっと私ばかりコンサートに行っているので、その罪滅ぼしに妻に行きたいコンサートを聞いたら、「かぐや姫」や「風」、イルカの歌を聞きたいというので探していてこのコンサートを見つけました。ただ去年は何か他の用事とぶつかって行けなかったのです。
それでその代わりに、南こうせつが出る黒柳徹子の「徹子の部屋コンサート」や、「母の日のコンサート」に出かけたのですが、妻はやはり伊勢正三やイルカが聞きたいと言います。
伊勢正三、イルカのコンサート、関東ではよくあるようなのですがなかなか関西まで足を伸ばしてくれません。結局一年後、遠回りしてようやく元の「君と歩いた青春」コンサートに行くことになりました。
行ってみてはじめて知ったのですが、「君と歩いた青春」コンサート、なんと今回でもう10回目になるのだそうです。
私はもちろん有名な「22歳の別れ」「神田川」「なごり雪」などは知っていますが他はあまり知りません。どちらかというと付き添い気分なのですが、密かに「木綿のハンカチーフ」の太田裕美を楽しみにしていました。
ずいぶん涼しくなった9月ですが、この日の大阪はまた暑くて30度近くあったのではないかと思います。開場まで一時間あまり早く着いたので、寝屋川沿いのベンチに腰掛けて景色を眺めたり、大阪城公園をぶらついたりしました。
大阪城ホールの横を流れる寝屋川。対岸はビルで囲まれています。その頭上を飛行機が飛び、水上にはいろいろな形の水上バスが何度も行き交っていました。
大阪城ホールからぐるっと回って、大阪城の麓まで来ました。大阪城、私は数年前同級生たちと上がっています。妻に入るか聞きましたが、もういいという返事。お城に繋がる橋を行き交う人たち、日傘を差したり短パンだったりで夏の出で立ちですね。
公園内をレトロなロードトレインが走っていました。内堀を金ぴかの御座船が航行しています。土曜の午後とあって、公演ではランニングしている人や野球を楽しむ人たちがいました。
私たちは開演まで中途半端な時間しか無かったので、水上バスにもロードトレインにも乗らず、ただ暑い中を歩いただけでした。あまり暑く歩き疲れたので、妻はコンサート中に眠ってしまうかも知れないなどとこぼしていました。
お城の門の入り口脇で鷹を扱っている人たちがいました。鷹は懐いていて飛び立ちません。観光客がカメラを向けても平然としていました。
ブラブラしているうち開場時間が過ぎ、開演時間30分前が近づいてきたので私たちは大阪城ホールに向かうことにしました。
ビルの下、木々の間から大阪城ホールの丸い銀色の屋根が見えます。
席はアリーナ席でした。しかも中央ど真ん中の席です。アリーナ席、初めての体験だったので行くまでは期待していたのですが、実際行ってみると思ったよりステージから遠く、しかも席が階段状になっていないのでステージは見にくかったですね。
私の席の前の方が大柄な男性で閉口しました。しかもパイプ椅子のような補助椅子は長い間座っているとお尻が痛くなりました。
ただ他の席に比べればステージに近く、ステージと同じ高さなので音は迫力がありましたね。久し振りのライブ、堪能しました。
長くなりそうなので、続きは次週にします。
「君と歩いた青春」というタイトルの曲があったのですね。この企画の始まった当初から太田裕美が歌い続けているそうで、この日も披露されていました。
更新 [日々]
更新という言葉を辞書で引いてみると、新しいものにあらためること、と言う意味の他に、満期になった契約を継続すること、林業で生長した木を伐採して新しい木を植えること、などとあります。
ブログコメントに彼岸花は咲き始めたけれど今年はまだモズの鳴き声を聞いていないとコメントした翌朝、起きるといきなりモズのけたたましい鳴き声を聞きました。
写真はその日の午後撮ったものです。長い旅の疲れか頭の毛が乱れぜんたいに痩せて見えます。去年、このブログに初めてモズの記事を載せたのが9月15日、その前から聞いていたので今年は到来が10日近く遅かったように思います。
去年のモズから一年経って、今年のモズに変わってこれも更新というのでしょうか。それともモズの到来によって季節が夏から秋に更新されたと言っても良いのでしょうか。
前置きが長くなってしまいました。更新の話です。私の場合、更新というとオーディオ機器であることが多いのですが、今回は残念ながら草刈機でした。正確にはエンジン刈払機と言うそうです。
今年は営農組合の当番が当たったりして、生涯でいちばん草刈をしたかも知れません。そのせいで酷使したのか先日とうとう壊れてしまいました。
エンジンの掛かりが悪く、掛かっても途中で止まってしまったり異常に高温になったり燃料を食ったりするのでいつもの農機具店に持ち込みました。調べてもらったらエンジンのシリンダーにヒビが入っていたそうです。
蜂が草刈機のマフラーに巣をしているとは知らずに、何度もスターターを引っ張ったのが壊れた原因ではないかと私は思ったのですが、農機具店の店主によると混合燃料の間違いでこうした故障が起こることが多いそうです。
確かに今年は市販の混合燃料を使いましたが、去年の一時期、自分でオイルとガソリンを混合させた燃料を使ったことが何度かありました。その時、混合の割合を間違えたのでしょうか。
エンジンの修理代は非常に高く付くと言うことなので、新しい刈払機に更新することにしました。痛い出費ですがまだまだ草刈しないといけないので仕方ありません。
壊れた草刈機はどれくらい使ったのだろうかと気になりました。この草刈機を買い変えたときもブログにアップした覚えがあったので検索してみましたが見つかりません。
と言うことは、ソネットブログを始める前のブログだったことになります。そう言えば、そのブログでお付き合いしていた方のコメントを思い出しました。
ソネットからのブログレポートによるとソネットブログを始めて11年と4ヶ月になるそうです。壊れた草刈機はそれ以前に買っているのでおそらく12.3年使ったと思います。
その前の機械になると17年使ったのでした。そこまで使えなかったにしても10年以上使っていれば元は取れていますね。
新しい草刈機は、スロットル調整ノブがついていたり、ハンドルが右側に極端にオフセットされていたりしました。ネットなどで自分でハンドルを右側にオフセットしている人を見かけたことがありますが、メーカーがそれを真似するようになったのですね。
さすがに新しい機械、エンジンのかかりもよく回転も滑らかで使いやすいですね。いつもの草刈作業、涼しくなったこともありますが以前より楽に済ませられるようになった気がしました。
Hの項目も意外と早くネタ切れが近づいてきました。今夜は無理やり探したHarry James(ハリー・ジェームズ」です。
秋が芽を出した [草花]
暑かった今年の夏、9月に入っても35度超えの日があったりして、今年の夏本当に終わりはあるのだろうかと思っていましたが、大きな台風と北海道の地震の間にいつの間にか過ぎて行ったようです。
夏の間、あれだけ雨が降らなかったのにこのところ毎日のように雨が降っています。おかげで気温も下がって昼間は25度前後、夜もすっかり涼しくなって夏の格好では肌寒いほどです。
細い雨が降る家の裏、ふと見みるといつの間にかツバキの木の根元に彼岸花が芽を出していました。調べてみたら去年も同じところで同じアングルの彼岸花を撮っています。ブログの日付は9月15日、今年とほぼ一緒です。
暑さの連続が途切れたある日のこと、夏の間散らかり放題だった部屋、我慢の限界に達していたので一気に片付けました。かってなもので今年散々世話になった扇風機も一緒に片付けたかったのですが、こちらは思いとどまりました。
静かな雨の日が何日も続くと心も体もひと休みです。夏の間、休眠状態だったいろいろな思いが甦ってきて、あれもこれもとしたいことが頭をもたげてきます。音楽、オーディオ、読書などなど、物の整理もいつも今頃したくなります。
雨の合間、とりあえず久し振りにカメラを持って家の周りをちょろっと歩いて見ました。
花が小さかったので野菊かと思って撮ったのですがヒメジオンのようです。
ツユクサ、こちらも夏の名残りです。
日差しに光るエノコロクサ
マルバルコウソウ
おなじみのキバナコスモス
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ユウゲショウ、漢字を当てると夕化粧、いい名前ですね。
草木の影にひっそりとヤブラン
野はまだ夏の草花と秋の草花が混在している状態のようです。彼岸花が畦に真っ赤に咲き誇る頃は、野も秋の衣装に衣替えが済んでいるのではないでしょうか。
小樽に住む友からは無事を知らせるメールが届きました。断水なども無く40時間ほどの停電で済んだそうです。一口に40時間の停電と言っても、その間は電気に頼った普段の生活は出来ないわけで不便だったろうと思います。
札幌に住む友には電話をしました。久し振りに聞く友の声は、元気で懐かしかったです。こちらも断水はなく停電だけだったそうです。しかも彼は太陽電池を設置していたので昼間の電力には困らなかったとか。太陽電池、値下がりするとか聞きますがこんな効用があったのですね。
今夜のHは、Herbie Hanncock(ハービー・ハンコック)です。「ウォーターメロンマン」が一世を風靡したのは、1970年代初めの頃だったでしょうか。小さなレコード店に入ってジャズの棚を探していたら、店の奥さんにこのレコードを勧められたのを思い出します。しかし、今夜は「処女航海」にします。
ハービー・ハンコックは映画「ラウンド・ミッドナイト」では音楽を担当し、エディ役で出演もしていました。
日常 [日々]
酷暑がようやく収まりかけて来た頃、今年三つ目の台風が来ました。久し振りに風の強い大きな台風でした。県内でもあちらこちらで停電や倒木などの被害があったようです。
ご近所でも葺き替えたばかりの瓦屋根の一部が吹き飛んだり、廃屋になった工場から物が飛んできたり、漏電停電などがありました。
我が家の被害と言えば、上の写真のとおりです。物置兼駐車場の屋根の波板が強風にあおられて2枚ほど吹き飛びました。後は、畑の囲いが壊れたくらいで済みました。
台風通過の翌日、屋根修理のためにホームセンターの波板売り場に行くと何人もの人がその前にいました。いつもなら閑散としているコーナーです。レジ係の人が今日は波板がよく売れると言ってました。
翌日から雨の予報だったので、修理することにしました。屋根全体がボロボロになってほぼ全面張り替えたのはもう20年程前のことです。それからは、数年に一回、こうして破れたところだけを修復しています。
歳を取って高いところに上がるのは億劫で怖くもあります。脚立、足場板を使って波板を踏み抜かないように気をつかいました。
細い垂木の上で足を踏ん張ると太ももがぷるぷると震えました。雨漏りで木が腐敗し掛かっているので折れやしないか心配しました。傘釘を打ってもふかふかのところが何カ所かあり、また強い風が吹くとめくれ上がりそうです。
台風が過ぎ、小屋の屋根の補修も終えて、朝晩は幾分涼しくなってきたかなぁと思われた昨日の朝、北海道の地震のニュースです。
今年の日本列島と言うか、ここ数年日本列島は災害の連鎖が止まりません。真夜中3時の地震、誰も対応出来ないですね。北海道全域で停電になったり断水があったりしているようです。
小樽と札幌に古い友がいます。二人ともスマホを使わないので連絡がうまくとれません。無事ではいると思うのですが不便な思いをしていることだろうと想像します。もう少し落ち着いたら電話してみようかと思っています。
ブログ仲間の方の情報では、札幌や旭川では電気が復旧したようです。ともかくライフラインだけでも復旧して一日も早く普通の生活に戻れることを願います。
北海道の地震のニュースを部屋で見ながら、その向こうの窓越しに見える緑濃い裏山を見ます。あれが突如崩れて木々をなぎ倒し赤い地肌を見せたらと想像してみます。
ついさっきまで笑ったり泣いたり怒ったりして普通に日常を営んでいたのが、真夜中の深い眠りの中、突然の衝撃と山崩れの波に飲み込まれてしまう。日常という安定しているようで実は不安定な日々が一瞬で全てかき消されてしまう。
2018-09-07 19:25
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